佐賀の伝統技「すすり餅」が怖い!  餅をどんどん飲み死者もでる諸刃スキル

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※画像は『本物そっくりに陶器で作った お鏡餅 大(5号)』

※画像は『本物そっくりに陶器で作った お鏡餅 大(5号)』
※画像は『本物そっくりに陶器で作った お鏡餅 大(5号)』
食べ方というものを一つとっても、地域によってさまざまに違う。世界的にみれば音を出して食べるのをよしとする場合もあれば、音を出さないのがいい場合もあるように。また、中にはもはや秘技と言えるものもある。

それが佐賀県南西部につたわる技「餅すすり」だ。これはつきたてでまだ柔らかい餅にお湯にくぐらせて柔らかくし、両手で細い棒状にのばしながら、口で吸い込んでいくというものだ。奇習でもあり、妙技でもあり、この技ができる人にとっては「美味しい食べ方」なのだという。

餅はまわりに水っ気があるので喉にひっかからず、えんえんと喉越しの快感を与えてくれる、という。それが「餅すすり」のできる人から言わせれば魅力なのだ。「餅吸い」「すすり餅」とも言うようだ。だが、この「餅の最高の食べ方」とも言われるわけだが、昔は佐賀県のローカルニュースでよく餅すすりによる死亡事故が流れたという。そりゃそうだが…。

つい最近まで、佐賀県杵島郡白石町で行われる恒例の「ぺったんこ祭り」で「餅すすり」が行われている。この妙技を見てみたい方は、この祭りを要チェックだ。

文/編集部