■ペコの色気が許せない大人たち
インターネット上で「最近のペコちゃんが萌え化しててワロタwwwwww」といったスレがたち、最近、不二家のマスコットキャラ・ペコちゃん(年齢:永遠の6歳)に大きな変化があったと話題になっている。筆者の知人で30年来のペコちゃんファンに話を聞いてみると、まさかの激怒。
「ネットでは“萌え化ワロタ”となっていますが、事態はもっと深刻なんですよ。最近アイツ(ペコちゃん)、妙に色気づいていきていて、どうも怪しいんですよ」(ペコマニア男性 Tさん 45歳)
Tさんは、関東某所で塾を経営しているのだが、裏の顔はペコちゃんマニアだ。ネットオークションなどで購入したという不二家の店先に置いてあるあのペコちゃんの人形などを所有している。いつもミルキーを持っているため、生徒たちから「ミルキー」と呼ばれている(オッサンだが)。
■ヒップホップ風ペコなども登場
彼が怒っているという最近のペコちゃんについて調べてみると、確かに“色気づいて”いるようだ。
ネットで話題になったのは不二家がキャンペーン中の「黒猫ペコのニャンとお菓子なハッピーハロウィン」。イラストのペコちゃんが“萌え絵”風になっており、見たことがないほどに媚びの表情を浮かべている。まあ、ふつうに可愛いだけなのだが。
さらにTさんが指摘するのは、今年8月26日から12月29日まで開かれている、「ペコテールペコちゃんキャンペーン」だ。これはイメチェンしたいというペコちゃんが「ペコちゃん流のヘアアレンジとオリジナルアクセサリがとってもキュート」に生まれ変わったというもの。
モデル風、バッドガール風、ガーリー風…など様々なビジュアルへと変身しており、オーバーオールにそばかすという素朴な少女とはうって変わったイメージだ。
■ペコちゃん色気づかせたのは彼氏の影響
「僕の知人のペコマニアたちも、最近の奔放な感じに反感を覚えていますね。ペコにはポコという、まあ、男友達がいるんですが、いや恋人関係ではないです。ただの友達ですね。ペコは永遠の6歳、ポコは7歳。ただ、ポコも最近色気づいてきたようで、それにペコが反応しているんじゃないかと心配なんですよ。最近では舌の出し方も妙に媚がある」(同前)
Tさんは塾の講師としては敏腕なのだが、ペコのことになると一直線な性格だ。だが、Tさんも「あくまで妄想ですが」とわかってはいる。心配しているのは別のことだという。
■ペコちゃんに子供が生まれたら…
「不二家さんの戦略として、ペコを大人にしようとしている感じがするんですよね。永遠の6歳という設定を、ずらそうとしているというか。だから、20年後のペコとポコなんて企画があるのではないかと…。そこでペコとポコの子供で、たとえばパコなんて生まれていたら、僕はどうしたらいいのか。そうしたら祝福するしかないですが、もうグッズは捨てますよ…」(同前)
というほどだ。不二家とペコちゃんの魅力は子供だけではなく、大人にまでこれほど効いていた。これはTさんに教えてもらったペコちゃん豆知識なのだが、かつてペコちゃんはスカート姿だったというが、「その魅力で悪ガキや大人がスカートをめくりまくる事件が頻発。だからスカートをめくられないよう、オーバーオールになったんです」とのこと。
“萌え化してワロタ”なんて言っている男性諸兄も、ペコちゃんにハマりすぎないように気をつけて頂きたい。でも、ペコちゃんにも不二家さんにも罪はないわけで、むしろあんなに可愛いルックスと、美味しいお菓子を提供してくれていることを感謝したいところ。
※不二家のハロウィンのお菓子は美味しいし、萌えペコが可愛いのでぜひ!
文/原田大