しずる村上がラーメン二郎本で訴訟に? 二郎ファン激怒で法曹界も動くか

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『人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ (光文社新書) 』
『人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ (光文社新書) 』
9月18日にしずる村上純の書籍「人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ」(光文社新書)が発売された。ラーメン二郎とは東京港区・三田に本店を置く人気ラーメン店。太い麺、大量の脂、濃厚なスープ、そしてとにかく麺や具材の量が多いことで知られている。

二郎ファンを以前から公言している村上の同書だが、インターネット上では大炎上となっている。

「ネット上では村上さんがこの本を出すにあたって、二郎本店のオヤジさんに事前に許可をとっていないということになっているんですよ。しかも報告したのが事後だったという。それでラーメン二郎ファン、通称ジロリアンたちが『ギルティ(有罪)だ!』と怒っているんですよね。ネットではオヤジさんも怒っていた、という未確認情報の書き込みまでされています」(フードジャーナリスト)

出版にあたり許諾がとられていたのかという確認がされぬまま、事態は思わぬ方向にも…。

「一部のラーメン二郎ファンたちが、村上さんを訴えるべきだと騒いでいるんですよね。ラーメン二郎は商標登録されていますから、万一無断使用だとすれば商標権の侵害で訴訟に持ち込むことは可能です。ただし訴訟主は二郎側になるので、そんなことを荒立てるようなことしないと思いますが…」(前出・ジャーナリスト)

かつてラーメン二郎は商標登録されておらず、別の企業がかってにその名前を登録してしまったことがあった。だが二郎本店そばにある慶応義塾大学OBの二郎ファンたちが、二郎サイドに協力して、商標を取り戻したということもあった。

「法曹界からマスコミまで顔の効く慶応のOB連中が、二郎ファンには多いですからね。実際村上さんは事前に許諾をちゃんととっていたという話もあるんですが、そういったファンが暴走してしまったら“潰される”ようなこともあるかも。テレビキー局や大手広告代理店に働きかけることもできますからね」(週刊誌記者)

実際には村上のラーメン二郎愛ゆえの出版だったわけだが、思わぬところで炎上してしまったのには、本人もびっくりだろう。とりあえず激怒しているファンも、二郎を食って冷静になってから、事実関係の精査をして頂きたいところだ。

(文/山田圭三)