中国で観光地のそばにニセモノの観光地が出現!!!「パチモノ兵馬俑」でぼったくられる人続出か

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ディズニーランドのそばに、ネズミーランドなんて偽物があったら、きっと入ってしまう人も少ないはずですよね。なんと中国では、人気の観光地の一つ兵馬俑(へいばよう)のそばに、偽物の兵馬俑があることが判明しました。中国の高校生が、見事にダマされるという出来事が、ネットで大きな話題を呼んでいます。!

兵馬俑といえば、1987年にユネスコの世界遺産に登録された、中国初代皇帝・秦始皇(しんしこう)の軍隊を象った彫像群で、陝西省西安にある有名な観光地。ところが、今回、高校生の「小曾」(性別不明)は、そんな世界的な遺跡を訪れるはずが…なんと、偽物の兵馬俑を見学してしまったのです!

weiboより。パチモン感が満載ですね…。

6月15日、大学入試が終わったばかりの小曾は、期待に胸を膨らませて西安へ。「本物の兵馬俑を見るぞ!」と意気込んでいました。しかし、地元のタクシー運転手が「写真も撮れるし、兵馬俑に触れられるよ!」と甘い言葉をささやき、「秦夢回(しんむかい)」という、どこか聞き覚えのない場所に連れて行かれてしまいました。

「運転手は『これが兵馬俑だよ。地下宮殿も見られるし、楽しんで!』って言ってたんです」と小曾は振り返ります。しかし、現地に着いて公式のWeChatアカウントを確認すると…ガーン!これが偽物だと判明。小曾は「やられた!」と気づいたのでした。

その偽兵馬俑は本物から2キロ離れた場所にあり、入場料も本物より高いというおまけ付き。大人198元(約28ドル)、学生98元も取られ、本物の遺跡の120元(大人)や60元(学生)よりも割高でした。

この一件を受けて、西安市文化観光局の代表は「手続きの問題で、無視しているわけではありません。苦情は12345番にどうぞ」となんとも他人事なコメント。地元の交通監視チームも「無許可のタクシーに関する苦情は他にも寄せられてますよ」と、何とも微妙な対応。

それでも、小曾と一緒に騙されたクラスメートたちは、西安市長のホットラインに苦情を申し立て、見事チケット代を返金されました。

これも偽物の方。

ネット上では「兵馬俑の名誉を守るために、当局はしっかり対策してほしい」「こんな詐欺で世界遺産の評判を汚すなんて許せない!」という声が多数寄せられています。

「西安にとって恥ずかしいことだよ!世界の八大奇跡の一つを偽造するとか、マジありえない。詐欺師たちには厳しい罰を与えるべきだ」と怒り心頭のコメントもありました。

さらに、話題は「世界の八大奇跡博物館」というもう一つの怪しげな観光スポットにも広がりました。ここには、エジプトのスフィンクスやバビロンの空中庭園、そしてもちろん偽兵馬俑も展示されているとのこと。これに対して「なんでもありか!」とネット民は大ウケです。

さらに驚くべきは、実際の兵馬俑遺跡行きのバスにそっくりなバスが、この「八大奇跡博物館」行きとして運行されているという事実。バス停からチケット販売員、料金までそっくりそのまま再現されているそうで、観光客たちもまんまと騙される始末。

「さすが中国!」とネットユーザーが笑い飛ばす一方で、別の人は「何年か前に見た兵馬俑が実は偽物だったなんて…カラフルな兵士たちに違和感を覚えたんだけど、古代の職人が下手だったんだと思ってたよ」と、自身の経験を告白。

どうやら、西安の観光は「本物か偽物か?」を見極めるスリリングな冒険になりそうです。観光地で騙されないためには、事前の下調べが必須かもしれません!