カフェモカには集中力を高める効果があるという大学の研究結果が明らかになった。サラリーマンや学生など高度の集中力が必要な人たちは、カフェでコーヒーやカフェラテを飲んでいる場合じゃなかったのだ！
カフェモカとは一般的にエスプレッソコーヒー、チョコレートシロップ、スキムミルクを混ぜた飲み物。チョコレートとミルクの代わりにココアを使うこともあり、ざっくり言えば、ちょっとチョコやココアの風味のする飲料のことだ。
米国ジョージア大学をはじめとする心理学の研究チームは、カフェインが添加されたチョコレート飲料が人の認知能力に及ぼす影響を研究した。
その結果、活力を向上させるコーヒー、そして不安を緩和するホットチョコレートが結合すると集中力が向上する効果が、最も大きいことを明らかになったのだ。
研究チームは、ホットチョコレートやカフェモカ（カフェインの含まれたコーヒー+ココア）、一般的なコーヒー、カフェイン抜きのコーヒーとココアを両方入れていないプラセボ飲料を、参加者らに摂取させた。そして参加者らに計算や文字を見つけるといった集中力検査を受けさせた。
その結果、カフェモカを飲んだ参加者の能力が一番高まっていたのだ。研究チームによればココアは、脳の血流を増やして認知能力と集中力を高めると指摘。一方でカフェインだけでは不安が増えることがあると説明している。
資料を作ったり勉強で忙しい人、いまいち大事な仕事に集中できない人は、カフェモカを飲んでみたらどうでしょう？
文／高野景子