Panasonicのななめドラム洗濯乾燥機の新製品に、いよいよ最強の機能が付く! 「タオル専用コース」が搭載されることにより、最高にフワッフワなタオルが仕上がるのだ。まるでホテルのそれかトトロの毛皮か(若干言い過ぎ)、そんな未曾有の機能が搭載されるのだ。
みんなフワフワタオルを求めている!
この機能が搭載されるのは、9月2日発表、11月1日発売「NA-VX900A」、10月2日発表・12月上旬発売の「NA-VG2400」と、9月25日発表・11月下旬発売のエアコン「エオリア Xシリーズ」。10月25日に開催されたメディア向け製品説明会では新機能に注目が集まり、都内は大雨にもかかわらず、多くの報道陣が集まった。
Panasonic社の調べによれば、ドラム式洗濯機が選ばれる理由の最上位にくるものが乾燥機能。そしてユーザーがその機能を実感するのがタオル。「タオル類がふんわり仕上がる」「普通に干すよりフワフワに仕上がり気持ちが良い」といった感想の声が寄せられているそうだ。
また最近では、タオルを贈答品としてもらうばかりではなく、自分で購入する人が増えていて、タオルに対してこだわりを持っている人が増えているという。そんな乾燥機能の利点と、世の中のタオルニーズに目をつけたのが今回の「NA-VX900A」「NA-VG2400」なのだ。
今治タオルが開発に参加
今回の新製品に搭載されているのが「タオル専用コース」。Panasonicはこの機能を開発にするにあたり、タオルの聖地・今治から今治タオルの企画・販売を行なうIKEUCHI ORAGANICの代表取締役・阿部哲也氏を招いている。そして氏からタオルを理想的なフワフワ状態に仕上げるため、監修を仰いだのだ。
タオルソムリエでもある阿部氏によれば、吸水性がありフワフワなタオルに仕上げるための洗い方には3つのポイントがあるという。
タオルにはパイルという構造があり、これはタオル表面にある織り糸の輪っかのこと。これが布の吸水性と保温性を高め、さらにパイルが起きているとフワフワさが増すという。そのために必要なのが、「たっぷりの水で洗う」「パイルを起こす」「乾燥させすぎない」という3つのポイント。
本来ならばこの2番目は、洗濯機で脱水後のタオルをよくはたくことにより、パイルを起こすのだが、これはかなりの重労働。腕の力が弱い女性には特に辛い作業で、多くのタオルをそうするにはかなりの労力が必要となる。だが、「タオル専用コース」では、脱水後のほぐす工程の中でこのパイル起こしを再現。
また洗濯時にはパイルがつぶれないよう水量を増やしてやさしく洗う、またフワフワ感をそこなう柔軟剤の投入は自動でオフに。またヒートポンプ式による乾燥時には風をしっかりと当てて、パイルをふくらませ、適切な水分量でふんわりした風合を保つように乾かす、といった機能を実装。おどろくほどフワフワなタオルが仕上がるようになった。
Panasonicでは、様々な種類のタオルでテストを繰り返し、約2年半もの歳月をかけて、今回の専用コースを開発したという。
発表会時には おまかせコース後に釣り干ししたタオルと、タオル専用コースで仕上げたタオルが全員に手渡された。たしかに比べると全然違う手触り! 多くの記者・ライターたちが専用コースのタオルをモフモフし続けている様子からも(映画の悪のボスがフワフワの猫ちゃんを膝で撫でているかの如く)、皆同様の感想を持っていると察せられた次第。
また吸水性を比較するデモンストレーションにおいても、タオル専用コースで仕上げたものは高い吸水性を誇っていた。
つけおき&清潔機能も充実
「NA-VX900A」「NA-VG2400」は洗浄力も進化させている。温水洗浄となる「約40℃つけおきコース」をアップデートして、おしゃれ着もつけおきにより洗えるようになった。また、従来約7時間かかっていた普段着の同コースでの洗濯時間を約3時間に短縮。普段着はもとよりおしゃれ着も、しっかりと黄ばみ汚れを除去できるようになった。
そして洗濯機を清潔にキープする機能も充実。よりお手軽でお手入れができる「約60℃槽カビクリーン」機能により、洗濯槽をやさしく回転させながら水を約60℃まで加熱。その後、槽を強く回転させて、温水スチームを槽内に充満させ、最後に排水・脱水・フィルター乾燥を2時間で行えるようにした。
フワフワの最強機能「タオル専用コース」だけではなく「約40℃つけおきコース」「約60℃槽カビクリーン」といった機能も搭載された「NA-VX900A」「NA-VG2400」。今年のベスト家電の中でも注目が集まりそうだ。(「タオル専用コース」、新「約40℃つけおきコース」、「約60℃槽カビクリーンコース」は、10月2日発表12月上旬発売のCuble(キューブル)の新製品NA-VG2400にも搭載)