
かつては夜の風情だった屋台のラーメンだが、東京では急激な勢いで数を減らしている。ここ2年で壊滅状態になったとの指摘もあるほど。
■2年で半分まで減少
「2年ほど前までは都内に20以上のラーメン屋台が確認されていますが、現在は半分以下に減っています。警察の取り締まりが厳しくなったせいでしょう。廃業した店もあれば、かつてより遅い時間に店を出すなどして免れている店もあります」(フードライター)
■屋台の許可申請は困難?
道路交通法第77条第1項第3号によれば、屋台を出すにはその場所を管轄する警察署長からの許可を得なければならないのだが、これが非常に困難。そのため、いままであった屋台のかなりの数が無許可であり、道交法に違反していたという。
■警察のプレッシャーと高齢化
元ラーメン屋台の店主によれば「警察からのプレッシャーは大きかったが、完全にダメという感じではなかった。だが昨年ぐらいから厳しくなり、廃業した人は多いね」。
また同店主によれば、屋台を引いていた人には60代ぐらいの高齢者も多く、それも「もういいか」と廃業を決意させた原因になったという。
■古ぼけた味で客離れも
とはいえ、屋台ラーメンに客が入らなくなっていたのも事実だ。
「僕は屋台のラーメンが好きで食べていたんですが、正直味はイマイチですよ(笑)。僕の行きつけだった屋台が閑古鳥を泣いている時も、近所の日高屋や、家系のラーメン店は混んでましたね。時代とかけ離れすぎたことも大きいのでは」(前出・ライター)
同氏によれば「東京で屋台ラーメン食べられたらラッキー」という状況になってきているとのこと。チャルメラの風情も遠くになりにけり、やはりさみしいかぎりだ。
文/鷹村優
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