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「サザエボン」はなぜ消えたのか サザエさん×バカボン 幻のコラボキャラ…

※サザエボン、いま見てもいい味してるし、かわいらしい…。
今から約20年ほど前の1995年頃、サザエボンというキャラクターを見たことはないだろうか? 「サザエさん」+「元祖天才バカボン」をコラボさせたフュージョンキャラで、土産物店などでよく見かけたのだが…なぜか今ではまったく見ない。かなりヒットしていたにもかかわらず、一体どこへ消えたのか…。

というか、皆さんもお気づきだろうが、あれは完全な無許可のキャラクターで、いわゆるパチモノだったのだ。長谷川町子美術館や赤塚不二夫先生との著作権上の契約は一切ないままに作られ、東京・竹下通りなどで販売されていたのだ。

しかし、これが思わぬヒット商品となり、全国各地で売られるようになると権利者側も看過できなくなり、1997年にグッズを製造していた福岡県内の会社を相手取り、著作権などの侵害で訴え勝訴。

製造会社は「関西固有のギャグ・パロディー文化によってもたらされたもので著作権侵害の意図はない」と反論したが、裁判所は販売禁止を命令した。同社はは2000年に破産している。

ちなみにこのサザエボンの起源は大阪の露天商にあり、こちらの商品が人気になってきたことに目をつけて、さきの福岡の会社が大量生産化したのだ。ちなみに大阪の露天商の発想には赤塚不二夫先生もいたく感動したようで「すごい!」として静観していたという。ぼったくりバーでぼったくられたら、バーの連中が「まいった、もう来ないでくれ」と言うまで日参してぼったくられたという、赤塚先生らしい豪快なエピソードだ。

そしてここからが大事なのだが、実はひそかにサザエボン復活しており、最近では最新のサザエボングッズがあちこちで再び発売されている。サザエボンも生誕20年となり、その生命力は大したものだ…。

文/関本尚子

編集部: