水木しげる先生の名作漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に、今では絶対に名前をテレビで放送できない、そんな妖怪がいるのだ! ぶっちゃけ、ここでもその名前は出せない、なぜならあまりにダイレクトすぎるから。その名も南方妖怪「◯◯◯」、要は男性のブツの名前なのだ。
さらに凄いのはこの妖怪、ブツが3本もついており、それを使用して海上を飛行したり、マシンガンのように武器として使用することもできるから、おそろしい…。
映画版である1985年「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪軍団」、96年の「ゲゲゲの鬼太郎 大海獣」にはそのままの名前で登場し、当時の小学生や一緒に見ていた親たちのド肝を抜いている。だが2007年から第五期バージョンで登場した時の名前はなんと…「ポ」なのだ。前の2つの文字が抜かれ、「〜っぽ」というのが口癖のモブ妖怪になっているのだ。もちろん3本のブツの使用もない。
だが第五期のスタッフたちのブログでも「気になるアイツの名前や如何に…!?」というエントリーがあり、スタッフの苦悩も感じられるのだ。ちなみに同名の「高僧◯◯◯」というキャラクターもいるのだが、『墓場の鬼太郎』がアニメ化された際には「高僧トムポ」という名前になっている。
このとんでもない名前の妖怪は、水木しげる先生が南方に従軍中、実際に目撃し、命からがら難を逃れたという「実在」の妖怪だそうな。なので、ふざけているわけでもなく、自身の貴重な体験を後世に伝えているのである。
漫画版でねずみ男がこのキャラに言った「おめえ◯◯◯が3つついてるからって ドロボウになるんじゃないぞ」という台詞、なんだかすごいぞ。
文/編集部