FacebookやTwitterに飲食店従業員や客が迷惑行為の写真をアップする、そんな報道が連日されるなか、ほくそ笑むのはあるアウトローだ。
「こういった風潮で、企業の対応のハードルが一気に上がったんですわ。不適切行為が行われたところを閉店したら、世間ではやんややんや褒めますが、本当ならそれだけでえらい金がかかる。企業には一番のダメージです」(アウトロー氏)
たしかに閉店といった厳しい措置をとると「神対応」と褒めそやされるが、処罰が甘いとネットではとにかく叩かれているのが現状だ。
「我々の業界では、手下のものを数日だけバイトさせて、スキをみて不適切な写真を撮る。それ使うて店長に『こら、このお店閉めなあかんなあ』なんて脅す奴が増え取りますわ。店長さんも自分のせいじゃないのに、かわいそうに」(前出・アウトロー氏)
この人物によれば、これで数十万円ゆするなんてチンピラが後を絶たないという。飲食店にとっては受難の時代だ。
(文/カネムラセイゴウ)