ホーム メディア 引退後のお雛様たちが鳥取県に移住したわけとは? ユニーク展示「福よせ雛プロジェクト」が面白い

引退後のお雛様たちが鳥取県に移住したわけとは? ユニーク展示「福よせ雛プロジェクト」が面白い

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引退後のお雛様たちが鳥取県に移住したわけとは? ユニーク展示「福よせ雛プロジェクト」が面白い

新橋のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で開催されている「福よせ雛プロジェクト」が大きな話題を集めている。

「福よせ雛プロジェクト」は家庭での役割を終えた飾られなくなった雛人形を集め、新しい披露の場所を与えるという取り組みだ。

2009年から名古屋在住の主婦を中心に企画され、今年で12回目を迎える。今では愛知県、鳥取県をはじめ全国で開催されるようになっており、これまでに集まった雛人形は約12万体。全国各地から集まった雛人形たちが、“第二の人生”というにふさわしい、遊びのあるユニークな姿で展示されることから、インターネットやSNS上でも話題を呼んできた。

その開催会場の一つが、鳥取県×岡山県のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」だ。

2階の「ビストロカフェ ももてなし家」に向かう階段から雛人形たちがお出迎え。カフェでは、店長の名札をつけたお雛様や、実物と同じ内容のメニューをみているお雛様などが展示されており、見ているだけで微笑ましい。



また、プロジェクトに参加する各会場のイチオシ雛から一番の人気者を選ぶ「福よせ雛あなたが一番選手権」のポスターも貼られている。インスタグラムの公式アカウント(@fukuyosehina)や貼られているQRコードから、投票することができる。

思わず楽しくなってしまうのは、この展示だけではなく、鳥取県が福よせ雛に取り組んだきっかけだ。

このプロジェクトに賛同し、2019年から開催地のひとつとなったのが鳥取県の日野町。同町では過疎化解決の糸口をつかめずにいたが、「いっそ人口が増えないなら、お雛様に移住してもらっては?」と発案。これを『人口補完計画』と題し、各地から雛人形の「移住」を受け入れ、全国初となる「おひな様住民票」を交付するという、ユニークな町おこしをスタートさせた。それが好評を呼び、今回の東京での展示へとつながったのである。

そして雛人形の展示以外に、オリジナルスイーツを楽しめる。2階にある「ももてなし家」では期間限定でひな祭りをテーマとした「いちごミルクパイ」980円(税込 ※前日までに要予約)を提供。

鳥取県の民俗行事「もちがせの流しびな」をイメージしたパイの上に、同県オリジナル品種のいちご「とっておき」を雛人形に見立て、飾り付けているボリュームのある逸品だ。パイ生地の中には、「とっておき」と大山牛乳で作ったフレッシュなペーストがぎっしり詰まっており、シェアしても満足できる分量だ。

地味に見られがちだが、鳥取県は東京からたった80分と意外にも近く、多くの温泉地を抱え、松葉がに、鳥取和牛、星空米などのオリジナルグルメがあるなど、非常に魅力的な土地。大勢のお雛様たちの移住は、そんな同県の魅力をとっくに知っているからだったりして。

(イベント詳細)
イベント名:「福よせ雛 はじめての上京 in とっとり・おかやま新橋館」
日時:2022年2月15日(火)~3月3日(木)
場所:とっとり・おかやま新橋館
住所:東京都港区新橋1-11-7 新橋センタープレイス 1階/2階
公開時間:2階メイン会場11:00〜20:00(1階ショップは10:00〜)
入場料金:無料