そこそこ美人が堕ちる婚活中毒 婚活イベント「偽りのモテ」の依存症に

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※画像はイメージです。結婚したいなあ。
※画像はイメージです。結婚したいなあ。
そこそこ可愛い女が婚活中毒に

婚活ビジネスの市場規模は現在500〜600億円と言われているが、そんな市場に貢いでいる女性たちには意外な人も。婚活パーティーや街コンでは人気の的になるような“そこそこルックスのいい女性”が、リピーターになっているのだ。

ある婚活パーティー運営会社のスタッフによれば「ぼちぼち美人、でも年齢がいっているので会社ではモテないような女性が、ヘビーリピーターになるのはよくあります。かつてモテていた時代の栄光が取り戻せるからです」。

本来の目的は結婚するパートーナーを見つけることのはずだが、次第に現場でのモテ感にハマってしまい、結婚相手を探すのが後手になるのが「よくあるパター」(同前)だという。

こういうハマり方の恐ろしいのが、そうしているうちにさらに歳を重ねてしまい、本当に結婚できなくなるというパターンだという。

「たしかに30半ばぐらいまでは婚活イベントでモテまくっていたのに、『いい相手がいないんですよ』なんて言っているうちに40代になってしまった女性もいる。40オーバーだとお相手の男性も正直レベルが下がるので、ますますドツボ。こういう女性にかぎって、いまだ派手な格好でくるんですよね」(同前)

「合コンじゃモテないからイヤ」という婚活中毒女性

実際、婚活パーティーにここ2年ほど月に2回参加している女性に話を聞いてみた。ショートカットのかなりタヌキ顔の広末涼子、とでもいった感じの34歳。現在はオフィス機器を扱う会社で働いている。

「いまが人生で一番モテています。大学でも会社でもモテたことはなかったのに(笑)。でもこっちによってくるメンズはみんな私よりもレベルが低いし、かなり素敵な人はこっちになびかない。婚活パーティーは需給のバランスがあわないんですよ」

そんな風に比較的自信を冷静に見られている彼女だが、婚活中毒からは抜け出せず「ふつうの合コンじゃモテないから物足りない、一生婚活パーティーに行ってしまいそう(笑)」とのこと。

ちなみにこれは男性にも言えること。婚活パーティーに行こうという方、行っている方、婚活中毒にはくれぐれもご注意を…。

文/関本尚子