不二家のマスコットキャラクターとして知られるペコちゃんは、1950年から活躍しており、人間でいえば64歳のおばあちゃんだ(設定としては永遠の6歳だが)。「ミルキー」のイメージキャラクターとして作られた。あの可愛らしい顔をご存知だとは思うが、そのデザインはかなり変遷をとげている。
検索サイトで「ペコちゃん 昔」などと動画検索をかけると、正直ギョッとするような時代のペコちゃんの顔に出会えるのだ。期間限定で開催されたイベント「ペコちゃんミュージアム」で展示された、昔のミルキーのパッケージが出てくるのだが、正直ペコちゃん、ちょっと怖い…。いや、かなり怖いぞ。
昔のミルキーのパッケージはこっていて、持ち手がモールになっていたのだが、それを持つとペコちゃんの目玉がぐるぐると動くのだ…。特に黒目が下の方に行っている時の顔は、…ぺ、ペコちゃ〜ん! と今の我々からはちょっとヘンテコに見えてしまうのだが、筆者の母親などは「昔はそんな風に思わなかったけどねえ。ミルキーは甘くて本当に美味しいお菓子だったから、ペコちゃんも輝いて見えたわ〜」だそうだ。
日本の萌えキャラの元祖だとも言われるペコちゃん、これからも頑張ってね!
文/関本尚子