日本人が糖質制限ダイエット/ロカボ食に挑むにあたって最大の難関となるのが国民食のラーメンであり、全員大好きなカレーである。なのにその合わせ技でしかも糖質50%オフとはさすがライザップ。では『RIZAP スパイシーカレーラーメン』を味わってみよう。
糖質制限ダイエット/ロカボ食の未来を背負って立つのはカレー。むせかえるほどに辛いけれど、低糖質麺特有の風味も吹き飛ばす!
コンビニで手に入る糖質制限ダイエット/ロカボ食の強い味方といえば、ライザップとファミリーマートのコラボ商品”ファミマでライザップ”だろう。結果にコミットする実力を持ちながら、手軽に近所で手に入れられるから愛用している人も多いはず。
今までも糖質オフのカップ麺は多彩に展開してきた”ファミマでライザップ”だが、ここに来て真打ち登場。明星食品の『RIZAP スパイシーカレーラーメン』(78gうち麺57g・希望小売価格 税抜209円・2018年1月30日発売)だ。なぜなら、記者は糖質オフ麺の最大の弱点はその風味と表面食感だと思っている。
それを補うために各社血道を上げた努力をしているのだが、記者的に糖質オフラーメンの未来を担うのは豚骨スープであり、カレーだと思っているから。なぜなら豚骨スープ特有のドロドロはざらつきがちな麺の表面をコーティングする効果があるし、様々なスパイスを混ぜ合わせて強烈なインパクトを与えるカレーは、大豆などの風味なんて簡単に吹き飛ばしてくれる。
今回は豚骨スープというわけではないけれど、カレーラーメンという方向性は非常に期待せずにいられない。夢の美味しい糖質オフカレーラーメンは、食べることができるのか。
フタをめくるとカレーの香り。そこにお湯を注ぐこと390ml、すると大豆的な香りが沸き立つ。ライザップのカップ麺シリーズでおなじみになっている香り。しかしそれを素早く打ち消すようにスパイシーな香りが立ってくる。
湯入れ時間は4分間。仕上がってフタをめくるともうカレー100%の香り。何ともシャープな辛口カレーの香りがする。
ただカレーと言ってもさらさらタイプ。スープのとろみは多くの場合糖質に直結するので、それは仕方のないこと。スープカレーだと思えばいいし。
まずはスープからと、ずずっとすすったら、喉奥が焼かれた。
「辛っ」
コショウ由来のむせ返る辛さに赤唐辛子も加わったスペシャル辛いカレー。これは強烈。だから”スパイシー”なのか。油断して気管に入ると大ごとになりそうなので慎重に召し上がる。かやくは味付豚肉、ねぎ、赤ピーマン。麺はしっかり太めの油揚げ麺タイプ。
ただおかげで糖質オフ麺の風味もへったくれもない。いや、これは効果的な作戦だ。しかも少なからずとろみもあるので、表面食感対策も万全である。麺もしっかりとコシがあるので、食べ甲斐もある。これはとても良い糖質オフ食品。
ただ一つだけ謎に思ったのは、味が薄めなこと。糖質カットに塩分は関係ないはずなのだが、塩分が控えめで味が今ひとつわかりにくい。なので途中で塩を加えたら、美味しさが炸裂した。本格カレーの味わいとラーメン感が倍増したのだ。出先などで塩が手に入らない場合はお湯を少なめにしても効果は出るだろう(その分さらに辛くなるが)。
今、必死に糖質制限ダイエット/ロカボ食に励んでいる人に、さらに強力な援軍が現れた。全国のファミリーマートで入手可能だ。