海外ではパパ活のネクストトレンド「スロ活」が注目集める

0

最近、海外では新しいデートのトレンドとして「Throning」(スローニング、 throneは王座の意味)という言葉が注目されています。「Throning」って聞き慣れない言葉ですよね? 実はこれ、簡単に言うと「相手を利用して自分の社会的地位を上げようとする」デートのことなんです。いわばパパ活ならぬ「スロ活」というところでしょうか。

ちょっとわかりにくいので、例を挙げて説明しますね。

例えば、Aさんが有名企業の社長Bさんとデートするとします。AさんはBさんの人柄や性格にはあまり興味がなく、ただBさんと付き合うことで「自分もすごい人」と思われたい、周りの人から羨ましがられたい、といった気持ちでデートをしています。

Aさんのように、相手の人間性ではなく、社会的地位や影響力だけに惹かれて付き合うことを「Throning」と言うんです。まるで相手を「王座」に座らせて、その権威にあやかろうとしているみたいですよね。

Throningは、これまでの「デートアップ」や「ゴールドディギング(お金目当ての交際)」、「クラウトチェイシング(名声目当ての交際)」と似ています。でも、Throningは特にZ世代の間で広がっていて、SNSでの見栄えや自己顕示欲が強く影響しているようです。

Throningとシュガーダディ、パパ活との違い

ここで、Throningとよく似た関係性である「シュガーダディ」や「パパ活」との違いを明確にしておきましょう。

シュガーダディ/パパ活: お金持ちの年上男性(シュガーダディ)が、若い女性(シュガーベイビー)に経済的な支援を行う代わりに、 companionship やデートを楽しむ関係性です。明確な金銭のやり取りが発生します。

Throning: 相手から経済的な支援を受けることは必ずしも目的ではありません。Throningでは、相手が持つ社会的地位や人脈、影響力といった「目に見えない価値」を利用して、自分のステータス向上を目指します。

Throningは、シュガーダディ/パパ活よりも、より「社会的地位」に重点を置いた関係性と言えるでしょう。

なぜThroningが流行しているのか?

SNSの影響: InstagramなどのSNSで、キラキラした生活をアピールする人が増えていますよね。フォロワーの数や投稿の内容から、簡単にその人の社会的地位を推測できるようになったことも、Throningに拍車をかけているようです。
高いステータスへの憧れ: 誰もが、より良い暮らしや社会的な成功を望んでいます。そのため、自分よりも社会的地位の高い人と付き合うことで、自分もそのレベルに近づきたいと考える人が多いのも事実です。

でも、Throningで本当に幸せになれるのでしょうか?

マッチングアプリ「Reddi」の創設者ステイシー・トムソン氏は、「Throningでは本当の満足感は得られない」と指摘しています。

トムソン氏によると、Throningは一時的には自信を与えたり、特別なコミュニティに所属しているような感覚を与えたりするかもしれません。しかし、社会的地位に基づいた関係は、価値観や感情の共有が乏しく、深い絆や安定感を築くのが難しいことが多いのです。

Throningは、まるで砂のお城のようなもの。見た目は立派でも、すぐに崩れてしまう儚い関係と言えるでしょう。

本当に幸せな恋愛をしたいなら、相手の内面をよく知り、お互いを尊重し合える関係を築くことが大切です。Throningに流されず、誠実な恋愛を心がけましょう。

READ  第2のセクハラヤジ美人議員、意外な過去にバッシングの危険性も