岩のように固いけれど、弾力抜群という凶暴さ溢れるハード系グミが『バウンドロックグミ(コーラ味)』。歯科治療中の人はもとより、不安定な詰め物をしている人などはかなりデンジャラスなその食感、ビクビクしながら試してみた!
ちょっとやそっとの弾力じゃ勘弁ならんと意気込むハード派グミストのための跳ね返り問題作!
人間はひたすらその好みをエスカレートさせていく。激辛ブームなどもそうだが、人間が食べていいのかわからなくなるほどのレベルのものじゃないと物足りなくなる人は世の中に多い。そんな傾向は平和なお菓子の代表格のようなグミ・シーンでも例外でないようだ。
ブルボンの『バウンドロックグミ(コーラ味)』(40g・希望小売価格 税抜100円・2017年5月23日発売)は、そうしたハードな需要に応えるために生まれた硬派なグミ。粉糖をまぶしたコーラ色の顔立ちは大人しめなのにも関わらず、口に入れると結構な弾力。
グミなのでガチガチに硬いわけではない。しかしその反発ぶりがものすごいのだ。さながら歯医者さんが詰め物を除去する時のような勢いで跳ね返るものだから、食べていると不安が加速する。記者も先だって歯医者治療を終えたばかりなだけに、もうドキドキものだった。
味は酸味の効いた昨今のコーラ味。コーラは本来酸っぱくないものだと思っていたが、近年は特に「コカ・コーラ」でさえレモンコーラの異名をとる「ペプシコーラ」ばりに酸味が効いている(「コカ・コーラゼロ」は除く)。
グミでコーラといえば、定番商品の「コーラアップ」(明治)という金字塔があり、あれもそこそこ硬いのだが、これは性質が違う。歯に隙間があるタイプな人だと、もう歯ごと持っていかれそうな強烈な反発力を感じるのだ。HARIBOの「ハッピーコーラ」が好きだからといって、安易に手を出していいものではない。
まあゼラチンといえばアキレス腱や骨の成分なわけで、そもそも硬くて弾力がないといけないのだろうけど。ただこのゼラチンはタンパク質扱いなので、1袋で6.9gのタンパク質補給ができるというのがヘルシー面での良いところ。ただ糖質制限ダイエットを実践している人にとっては気になる炭水化物量は25.5gとヘビーめ。
歯に自信がある人はぜひ挑戦して、一袋を連続で食べ、顎を筋肉痛で痛めて欲しい。いろいろと口内に不安のある人は……、やめておいた方がいいと思うけどね。特に歯医者の開いてない休日は危険。購入は全国のコンビニエンスストア、量販店、ドラッグストア、小売店などで。