
日本や中国などでは珍重されている活造りだが、海外からは残酷だという声があがることも多い。先日、海外メディアにとりあげられて注目を集めたのが、北海道小樽の食堂で提供されているイカの活造りのどんぶり。これが「動物虐待」だと話題になっているのだ。

■“開頭手術”されたイカ
話題となったVine(ループする短い動画を提供するサービス)の動画を見てみると、どんぶりのご飯の上にはいくら、玉子、わさび、そして頭の上半分だけを切り落とされたイカがのっている。ちょうど人間でいえば額のあたりから上がないというような状態。
■醤油をかけられるとイカが狂ったように動く
このイカに醤油をたらすと、突然狂ったようにゲソを動かしはじめるのだ。ホラー映画さながらのショッキング映像、と言えなくもない。実際イカは活造りといってもすでに死んでおり、醤油がかかることによる化学反応として神経的反射が起きて、そのため、動いているだけだという。
■苦痛を感じているわけではない
イカが苦痛を感じて動いているわけではない。だが、そのように見えてしまうこともまた事実。それが「残酷すぎる」として注目を集めているのだ。このイカの活造りどんぶりは、これまでにもYouTubeに動画あげられており、海外からのコメントには批判的な意見も多い。
アジやイワシの活造りなら口をパクパクしている程度だが、このイカ丼は動きが圧倒的に大きいため、日本人でもショックを受ける人は多いはず。とはいえ何をもって“残酷”とするかは、個人的、文化的さまざまな側面によるもの。安易に批判できるものでもないだろう。
参照/Vine
文/原田大
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