英国メディア「デイリーメール」が報道、世界各地の人々がまゆをひそめて閲覧しているのが「ロシアでミス・ヒトラーコンテンストが開催」というニュースだ。
報道によれば、ロシア内のネオナチ勢力が、露SNS「VKontakte」を使用して呼びかけているという。このオンライン・ミスコンテストの正式名称は「ミス・オストランド」。これは、ナチス・ドイツが第二次世界大戦中、バルト3国とベラルーシを占領していた植民地地名に由来している。
そして、反ユダヤ主義であること、ヒトラーを尊敬していることなどが参加条件だ。またコンテストで入賞するとナチスのロゴが入ったアクセサリーがプレゼントされるという。
すでにセクシーな自撮り写真とともに、東欧圏から14人の応募が集まっており、女性らは「ヒトラーは地球史上最大の天才」「ヒトラーがいなければ、自分たちはこの世に生まれなかった」とプロフィールに記載、世界中から非難をあびている。
ロシアでは現在、ネオナチ勢力が台頭してきており、今月22日にはラヴロフ外相が「ナチスの悪意にみちた思想の復活や、ヒトラーや信奉者たちの犠牲者を、忘却に追いやろうとする連中を見逃すことはできない」と演説。
同国内での排外主義層の深刻な増加、それを表しているのが今回の騒動だ。
文/鷹村優
参照/Daily Mail
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2798342/miss-hitler-2014-shocking-beauty-pageant-anti-semitic-women-russia-entrants-include-reasons-revere-reich.html