アメリカではラーメンの麺をバンズに使用した「ラーメンバーガー」が流行するなど、新日本食とも言われるラーメンを、さらに進化させている。なかでも“これならラーメンと寿司、クールジャパンフードを一緒に食べられる!”として話題になっているのが「ラーメン寿司」だ。
米国のフードブロガーが作ったというラーメン寿司は、我々から見ると“なんじゃこりゃー”と言いたくなるような凄まじい料理! だがハフィントン・ポストをはじめとした複数の海外メディアが報じた様子をみると「おお、なんてクールなアイデアだ」という論調。むしろ我々の方が遅れているのではと思わされる。
このラーメン寿司は、ゆであげたインスタントラーメンの麺をたっぷりすぎるほどのチーズであえ、まきすで内側に海苔をまきこみ、カリフォルニアロールスタイルで作る。ちなみに中にはホタテとキムチを入れているのだ。チーズであえた麺が、我々からするとかなり奇怪な見た目となる。
さらに表にベーコンを巻いて、上にはバジルやソースをトッピング。これで完成するというしろもの。でも、原稿を書いているうちに、なんだか美味しそうな気がしてきたから、とっても不思議。
海外のSNSでは「お腹がへってきた」「新しい時代の潮流を迎えそう」「うちの店でも出したい」といった意見が散見される。
「ふつうのラーメンもアメリカでは最新流行食となっていますが、エッジな料理人たちはバーガーなどラーメンをさらに進化させようとしている。あるレストランのシェフは『まもなく日本は日本食の後進国になるだろう』と自信満々に言っていたぐらいです(笑)。たしかにラーメン寿司なんて、日本人にはできない発想ですよね」(米国在住ジャーナリスト)
海外に置いてきぼりにされないために、我々もラーメン寿司にチャレンジするべきなのかも?