韓国でダイエット薬による健康被害が話題になっている。東亜日報が伝えた被害実態は衝撃的だ。
ヤン・ジウンさん(仮名 25歳女性)は、いわゆる「痩せる薬」と病院で処方されたものを1年間服用した後、知的障害の判定を受けることになった。以前は問題なかったにもかかわらず、検査を受けた時には、彼女のIQは61まで下がっていた。またキム・ソヨンさん(仮名 37歳女性)は、「7ヶ月の間で記憶を3回失った」と取材に回答。やはり「痩せる薬」の服用後だったという。
しかもこれらのダイエット薬は、病院で処方してくれたもの。まさかそれほどのリスクがあると考える人は少ないだろう。問題となっている薬の主要成分である食欲抑制剤は、覚醒剤のアンフェタミンなどに薬理学特性が類似しており、劇薬だ。
依存性も高く、長期間服用した場合、うつ病、幻覚、自殺衝動のような深刻な副作用を引き起こす可能性があると警告している。
しかし現在、韓国の一部病院ではこの薬の処方が乱発されており、こういった健康被害が頻発しているようだ。IQまで“ダイエット”とは考えただけでも恐ろしい…。
文/編集部