桜塚やっくんに他殺説が出た理由(後編) 隠し資金をめぐりヤクザが動く

『艶桜~桜塚やっくんヴィジュアルフォトブック』
(前編「殺人事件の闇資金でトラブル?」より)

「事件の被害者、犯人だった男、それぞれが大金を隠しているという噂があるんです。被害者はマネーロンダリング資金で数億円、加害者の方も数千万円もの金を隠しているというものです。加害者の方はなぜそんな額を持っているかが謎なんですが、とにかくシャバにかなりの額の金を隠したと言われている」(実話誌記者)

後者の噂が出たのは、なんと刑務所。しかも関東連合の石本太一氏らが収監されているところだという。

「実は加害者が収監されたのは東京の湾岸署だったんです。そこには関東連合の石元太一くんや、新宿の大物ヤクザ、それに名うてのアウトローたちがいたんですが、そこで加害者がポロッと隠し金の話をしてしまったそうなんです。それをどうやってかはわからないが、この情報が外のアウトロー連中に一気に流れたんですよ。それからこの金を血眼になって探している連中がいるんです。すでに結構血なまぐさい話が聞こえてきています」(全国紙記者)

実際やっくんはこの事件被害者の夫妻とは個人的なつながりはなかったと語っている。そんな彼が隠し金のありかなぞ知っているはずがないだろう。

「そうなんですよね、本来なら彼がそんな加害者や被害者の隠し金の情報にアクセスできるはずもない。だけど、なまじ事件で名前があがってしまったために、『あいつ何か知ってるんじゃないか?』と言っているヤクザもいましたし、彼のまわりではヤバい連中がうろうろしだしていた。今回彼が事故死したと聞いて、やはり私達のように『殺されたんじゃないか』というヤクザもいたほど。本人はなんら関係ないのに、資産家殺人事件に巻き込まれていた可能性もあるでしょう」(同前)

やっくんが本人もあずかり知らぬところで、ヤバい連中から注目されていたというのは、意外な話。今回の事件、まだまだ深い闇が横たわっていそうな雰囲気だ。

(文/田村精一)

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