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気鋭の映像作家・植野有子氏が シンガーソングライター・AKRM(仮)のワールドデビューMVを制作! 半密着レポート #03

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完成したMVは約2.5分の超超超ショートムービー

国内キャリア10年を超えるシンガーソングライター・AKRM(仮)のワールドワイドデビュー曲[Dead In A Hundred Years]のMV制作プロジェクト。 12月9日、東京・赤坂の株式会社TYOにて、待望の試写が行われた。

前回、絵コンテから一部を紹介したとおり、[AKRM]はただ川の中を歩く。一瞬沈み、再び歩く。MVの定番/お約束とも言える “アーティスト本人が歌うショット” “歌詞の内容をストーリー化したシーン”は一切なし。本人のクローズアップさえ10秒にも満たない。[AKRM]を包み込む背景の、展開と色彩の変化が特徴的かつ印象的な、約2.5分の超超超ショートムービーとも言える作品に仕上がった。
「普段は既存の作品などを参考として、監督と意識を擦り合わせることが多いのですが、今回は植野監督の中にあるもので作った映像になって欲しい意図で、なるべく、そういった擦り合わせは行わないように心がけました。編集作業中も、極力直接的なアドバイスや自分の考えで濁らせないように、植野監督とは日常会話的なものに留めるように意識していました」(株式会社TYO・藤原拓海プロデューサー)

映像のスピード感・リズム感は、曲に忠実。色は自分が持っているものを存分に(植野有子監督)

植野監督に制作の過程を改めて聞いた。
──編集作業に要した時間は? MVの制作では一般的にかかる時間と同じくらい?
「撮影から公開まで約3ヶ月ほどありましたので、普段の短期集中の編集でなく、寄り道しながら少しずつ組み立てていくことができました。一般的に編集はエディターなどのスタッフとともに1~2週間ほどで仕上げることが多いですが、今回はすべて自分1人で仕上げました。このような作り方は普段なかなかできないので、とても貴重な経験となりました」

──編集での具体的な作業について。
「まず、撮影素材をカット編集し、本編に使用するテイクを精査しました。次に、山や人物をレイヤー分けして、色を編集。色の編集と行ったり来たりしながら、写真素材のコラージュも行いました。その後、写真素材を映像に合成し、動きをつけるという流れで作業しました」

植野監督PCのスクリーンショットから。山を切り取り、色を付けていく

──当初のコンテから変わった、あるいは新しく付け加えたシーンは?
「(コンテから変わったのは)彼女が空を見上げるシーン。視線の先に何を見ているのでしょう……。(新しく加えたのは)山の後ろで光が明滅するシーン。撮ったものがそのままでも魅力的だったので、素材を生かす編集に変えました。もとは川の流れを速めるための棒が刺さっていて、そこを通過するというカットの予定でした」 

──山・川の色彩(グリーン)は、もともと監督の頭の中にあった色?
「色のイメージは、自分の中にもとからあるものを割とそのまま出しています。曲を聴いたとき、映像のスピード感・リズム感は、曲に忠実であるべきと思いました。その分、色・かたちは自分が持っているものを存分に出そうと決めて、こうなっています。 
 私は大学で木版画を作っていたのですが、思い返すとその頃から、青緑系の色を起点に色を組み立てていた気がします。当時よく顔料や岩絵具を使っていたのですが、そのなかでも青系・緑系の色が本当に美しくて大好きで。作業着もターコイズブルーでしたし、髪色も青だった時期があったり……。結果的に、そういった趣向がこのMVで前面に出たのだと思います」

──編集作業で特に苦心、腐心した点は?
「色々と寄り道をしたので、初期衝動から離れてしまった時に、どうまとめればいいのかわからなくなりました。『これは面白いのか?』とか、『もっとカッコよくしなきゃいけないんじゃないか?』とか。でも、拙い部分を気にするのではなく、自分がコンテを切ったときにやりたかったことを、ひとつずつ達成しようと思って吹っ切れました」

前回のレポートでも挙げられた、植野監督のお気に入り [AKRM]が見上げるショット

「なんだこの歌?」と悪く言う人が76.8億人いても、私はとても嬉しい。大成功よ(AKRM)

試写を観た[AKRM]に、率直な感想を聞いた。
「大感動したわ。始まった瞬間、思わず叫んだくらい。山が動いたり、色が変わったり…。自然ってこんなに美しいんだと改めて感じたわ。人間も自然も、こうして時間の流れと共に生き続けていくのね」
注目の配信リリース日は2022年1月20日に決定! そして、全世界配信ということは、日本国外の、およそ76.8億人の目に・耳に留まる可能性がある。[Dead In A Hundred Years]が、果たして何億人に届く・刺さることを期待しているのか。
「たった1人でもいいの。私の歌を聴いて、楽しんでくれる人がたとえ1人でもいたら私は嬉しい。また、『なんだこの歌?』と悪く言う人が76億人いても、私はとても嬉しいのよ。大成功よ。とにかくたくさんの人に聴いてもらいたいだけ。ただ映像に関しては、植野監督の精神に共感する人が世界中にいるはず。だからこのMVは必ず世界中に拡まると確信しているわ」

次回(最終回)では、(仮)の取れた[AKRM]の氏名をはじめ、完成したMVが明らかになる。レポートは2022年1月15日頃の公開予定。

[参考]
レポート#1 https://mogumogunews.com/2021/10/topic_34008/
レポート#2 https://mogumogunews.com/2021/12/topic_34070/
植野有子監督オフィシャルサイト https://uenodir.wixsite.com/official
株式会社TYOオフィシャルサイト https://tyo.co.jp

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