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第9回高校生ビジネスプラン・グランプリ、優勝は宮城県農業高等学校 水田用肥料のプラスチック廃棄物ゼロを目指す

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第9回高校生ビジネスプラン・グランプリ、優勝は宮城県農業高等学校 水田用肥料のプラスチック廃棄物ゼロを目指す

「第9回高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会が1月9日に東京大学で開かれ、宮城県農業高等学校がグランプリを受賞した。これは日本政策金融公庫(日本公庫)が若者の創業マインド向上を目的に主催するもので、全国の高校生らが起業のアイデアを競う。

高校生が地域や環境などの社会的課題を解決するビジネスプランを作成、そして商品・サービスの内容、顧客、必要な経営資源、収支計画の4つの観点から審査が行われる。今年で9回目となる同コンテストは、全国353校から3087プランの応募があったという。

斬新かつ優秀なビジネスプランが続々


グランプリに輝いたの宮城県農業高等学校のブランは「#ZERO マイプラ」。水田用肥料として使われているプラスチックカプセル肥料の残骸による環境汚染を防止するため、ウレアホルムによる緩効性肥料を開発し廃棄物ゼロを目指すというものだ。

ウレアホルムはプラスチックを使わず、水に溶けにくい性質のある肥料で、水田に使っても、米の収穫量や食味にほとんど影響がないという。これを使うことで、従来の肥料に使われているプラスチックの残骸が海洋などの環境汚染することを防ぐことができる。

準グランプリは香川県立高松高等学校の「Make happy week~自分を好きになる一週間~」。生理用品の購入や生理についての情報取得や医師などに相談可能なアプリの開発。人に聞けない悩みを解消し、アプリ代金は生理用品購入困難な人への商品の寄付とする女性を支援するプラン。

またユニークなプランで審査員特別賞を受賞したのが、岡山県立笠岡商業高等学校の「生きた化石と人類の共栄~人類を救う!カブトガニ牧場~」だ。地元・岡山県に生息するカブトガニの血液がCOVID-19のワクチン開発原料に使用されていることに着目し、養殖による大量生産で国内製薬会社にその血液を供給するというもの。

審査員特別賞には他にも、札幌日本大学高等学校の木材用の超音波診断装置を使って空き家対策を行う「音波で空き家の健康を診断~この機械があれば誰でも簡単に~」と、灘高等学校の、ワーキングマザーと高齢者をマッチングさせて買い物の代行を委託する「CASE Pick」が受賞している。

岸田総理も絶賛

同コンテストには、岸田文雄内閣総理大臣がビデオメッセージを寄せ、「スタートアップへの支援を更に充実させることで、若い皆さんを始めとして、様々な方々が自由な発想でいろいろなことにチャレンジし、新しい技術やイノベーションが社会実装される、わくわくするような未来、力強く成長する経済、そして成長の成果がきちんと還元される安心できる日本を皆さんと共に築いていきたいと思います」と伝えた。

参考 日本政策金融公庫 ビジネスプラン・グランプリ

 https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/plan.html