コーヒーは肝臓の味方 ポリフェノールで年末年始・忘年会シーズンの健康を

年末年始は何かと不摂生になりがちで、新型コロナウィルス流行中だけに体調には気をつけたいところ。そんな健康のヒントを探すべく、ネスレ日本によるメディア向けオンラインセミナー「なぜなに!?コーヒーパワー”ポリフェノールの基礎編”」に参加した。

同セミナーのポイントはポリフェノールの健康効果だ。これは植物が自然環境から身を守る生体防御や、種の保存に必要な成分で、野菜や果物など多くの植物に含まれている。そしてこのポリフェノールを食生活に取り入れることで、健康に悪影響をもたらす活性酸素の働きを抑制できるという。

コーヒーやフルボディの赤ワインが活性酸素を抑える

講師をつとめたお茶の水女子大学名誉教授で、日本ポリフェノール学会理事の近藤和雄氏によれば、動脈硬化による疾患はポリフェノールで抑えられる可能性を指摘。動脈硬化は、血管内の悪玉コレステロールが活性酸素により酸化し、酸化悪玉コレステロールに変化して引き起こす。つまり活性酸素を抑制し、悪玉コレステロールの酸化を防げば、予防につながるというわけだ。

この活性酸素を抑えるのがポリフェノールだ。手軽に摂取できる食品としては、コーヒーやフルボディの赤ワインが挙げられ、近藤氏によれば、実際に赤ワインで悪玉コレステロールの酸化抑制が認められ、コーヒーを1日に3杯以上飲んでいる人は脳卒中や2型糖尿病リスクが低いという。

コーヒーは肝臓を保護する

そして同セミナーの講師として農学博士でネスレ日本ウエルネスコミュニケーション室の福島洋一氏が登壇。

”コーヒーを1日に3~4杯の継続的飲用が、総死亡リスク低下と関連する”とした調査を説明。一方で国立がん研究センターの多目的コホート研究を参照し、コーヒー飲用は肝がんリスクを下げる可能性を指摘。コーヒーとアルコール摂取のγ-GTPへの影響を調べた横断調査から、コーヒーを飲んでいる人はγ-GTPの上がり方が低いことについても言及。「コーヒーは肝臓を保護する効果があり、酒飲みの味方とも言えるでしょう」とコメントした。

健康のため推奨されるポリフェノール摂取量の目安は1日つき1000~1500mg以上。コーヒー1杯には約300mgのポリフェノールが含まれていることから、1日3~5杯が適量。それ以上に飲んでも問題はないが、カフェインの摂取は国際的に1日400mg程度とされており、夜はカフェインレスに切り替えるなどがおすすめだ。

実際に日本人の約半数は、ポリフェノールを他の食品よりもコーヒーから摂取しており、「ポリフェノールの摂取元として上手に飲んでもらいたい」と語った。

これからの忘年会シーズン、師走の忙しさ、とかく体調を崩しやすい時期だけに、ポリフェノールによる手軽な健康管理は重宝するだろう。

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