ラーメン屋に貼った名刺が悪用される 半グレが“サギ名簿”に使った?


※この画像はイメージです。
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おとずれた客が自分の名刺を壁に貼る、東京の人気ラーメン店にはそんなところもある。だが、これが悪用される危険性があると警告するのはあるアウトロー関係者T氏だ。筆者が関東連合や怒羅権などのアウトロー組織に利用される闇名簿について調べていた時に、こんな話を聞いたのだ。

「店のバイトを使って、あるラーメン屋の壁に貼ってある名刺に、かたっぱしからサギを仕掛けたことがあるんですよ。どんな類のものだったかは、いろいろ問題があるので言えませんが。そうしたら、痴呆症の老人なみに、まあそこまではいかないにしろ、結構引っかかった(苦笑)」(T氏)

この人物によれば、いわゆるオレオレ詐欺のような“シンプル”な手法には引っかからないものの、ちょっと自意識をくすぐるような類のものが、ラーメン屋に名刺を貼るような客に効くとのこと。

「ラーメン屋に名刺を貼るぐらいなのに、自分のことを頭がいい、と想っているようなやつらなんですよ。自己顕示欲が強いですからね。一つだけ例を出すなら、名刺を貼っていた議員に未公開株を仕掛けたら、まんまと引っかかった。3000万引っ張ってやりましたよ」(前出・T氏)

この人物によれば、さすがにこのラーメン屋での名刺詐欺はお遊びのつもりで行ったもので、先の議員が引っかからなければ完全に赤字だったが、議員から詐取した金額を除いても数百万円の利益になったという。

「これだけ個人情報について問われる時代になっているのに、歌舞伎町をパンツ一丁であるくようなことをしている連中がいるんだから、笑っちゃいますよね。ラーメン屋で名刺貼って威張ってるだけでも恥ずかしいのに、本当に救いようがない連中ですよね」(同前)

まさかラーメン屋に、こんな罠があったとは。みなさんもどうぞご注意を。

文/田上寧