月曜日, 7月 7, 2025

マンスリーアーカイブ 5月, 2014

すき家バイト時給1500円の地域も 人手不足で給与上昇が止まらない

景気上昇により外食店への来客数が増加していることや、少子化によりアルバイトスタッフ減少で、外食産業でバイトの時給が上昇傾向にある。 今年3月20日、リクルートジョブズが発表したところによれば、3大都市圏での2014年3月度の募集時で平均時給は、前年同月比6円増の948円。しかも9カ月連続で前年を上回り、外食産業における人材不足の“危機的状況”を表しているとも言える。 たとえば外食産業の中でも、いま人が集まりにくいと噂されているのがすき家だ。ゼンショーホールディングスが展開する同チェーンはインターネット上で労働環境がさかんにネタにされてきたこともあり、それによってさらにアルバイトスタッフの募集が減っているのではないかという指摘もある。だが「明日は我が身どころか、とっくに我が身」というのが、外食産業関係者から聞こえてくる。 また事情が異なる面もあるが、福島県南相馬市原町区日の出町の「すき家原町店」でが、4月末に「アルバイト募集 時給1200〜1500円(深夜)」で募集が行われている。東日本大震災や福島第一原発事故による要因がかなり大きいが、それでも今まででもっとも高い時給となっている。 我々が安くて美味しいファストフードを味わえるのは、安い労働力に依存している部分も大きい。だからといって、若者が安い給与でこき使われていいわけでもなく、バイトの時給問題は我々にとっても死活問題のジレンマなのかも知れない。 文/鷹村優

マクドナルド朝メニューがラーメン二郎化 1000キロカロリー超えも!!!

4月には客数の12ヶ月連続減少を報じられたマクドナルド。ということは、足を運ばなくなっている読者の方も増えているということなのだろうが、ちょっと待っていただきたい! 現在マクドナルドには「朝食界のラーメン二郎」とも言えるような、とんでもないメニューが存在するのだ。 それは「ビッグブレックファスト デラックス」(699円)。ワンプレートにバターとメープルシロップがましましなホットケーキが3枚、脂分があふれだすソーセージパティ、ジャムをこってりつけて食べるイングリッシュマフィン、脂がイモにじっとり染み込んだハッシュポテト…これが一皿に全て乗ってくる。 一つの丼に高カロリー物体がこれでもかと盛り込まれる、まさにラーメン二郎的なスピリッツを感じるメニューなのだ。おまけにカロリーはたかが朝食にもかかわらず934キロカロリー、セットドリンクにコーラ(M)を選べば、なんと朝から1074キロカロリーも摂取することが可能なのだ! ちなみに筆者も本日朝にはじめて食べたのだが、食べても食べても炭水化物。なので朝から過剰な炭水化物摂取による脳内麻薬が分泌されまくり、超ハイテンションで仕事ができていますよー。 文/原田大

ちくわぶの最強の食べ方が発見 粉っぽくてマズいと言ってる人は土下座もの

コンビニのおでんコーナーから、だんだんと人足が遠のいて来ているが、そんな中特に選ばれることもなく、ぐつぐつと煮られてしまうのがちくわぶだ。コンビニおでん具材ランキングの中でも、下位が定番との声もある。 ちなみにちくわぶは元々、関東独自の食べ物であり、コンビニがおでんを扱うようになるまで非関東圏の人は見たことも聞いたこともない、と言われていた。それゆえに「けったいな食べ物」と言われることも多いのだ。 だが、ちょっと待て! ちくわぶの最高に美味い状態をあなたは食べたことがないんじゃないのか、そう言いたいのだ。ちくわぶ嫌いな人にその理由を聞いてみると「粉っぽい」「なんかぼそぼそして消しゴムみたい」なんていうのが大半。 ちくわぶにはちくわぶを最高のコンディションに仕上げる「下ごしらえ」が必須なのだ! なんとなく煮ればいいと思われているのだが、実はちくわぶは沸騰したお湯で膨張するまで煮る必要がある。ぷくっとふくらむぐらいがいいのだ。そうすると、もっちもちのとろける食感へと、ちくわぶが「レベル99」状態へと進化するのだ。 なのでちくわぶ嫌いの方は、一度この下ごしらえをしてみてくださいね。中には粉っぽいのがちくわぶの醍醐味という人もいると思うので、そこは好き好きなのですが。筆者的にはこの食べ物、おでんの中で最強の具材だと信じてやみません! 文/関本尚子

幼児への早期教育はムダだった 思考力低下、日本語習得に影響も?

こんな時代だからこそ、子どもたちにはしっかり勉強して、将来食うに困るようにならないで欲しい、そう思っている親御さんも多いはず。それで幼児のうちから読み書き計算を習わせる、早期教育に励んでいる人もいるのでは? しかし、4月23日に英国デイリー・メールが伝えたところによれば、英国ケンブリッジ大学から「早期教育は時間のムダ」とする研究が発表されている。同大学のデビッド·ホワイトブレッド教授によれば、2歳〜6歳の子供たちは親とブロック遊びをしたりと遊ぶ方がいいという。「親と一緒に過ごす時間が多い子供たちほど、危機的状況を克服することができる」とのことなのだ。 読み取り、書き込み、算法の基礎教育を3Rsというのだが、教授はそれよりも親との交流のなかで幼児が問題解決能力と自己制御が可能になる方が、はるかに重要だと説いている。早期教育には日本国内でもいまだに議論をよぶものであり、たとえば早期英語の教育は母語習得を遅らせ、思考力を低下をもたらすと訴える声もあるのだ。 幼児のうちから勉強させたいというのも親の愛情なのだろうが、しっかりと時間を一緒に過ごすのも間違いなく愛情なのだ。 文/原田大

STAP細胞教授の研究「恐すぎ」と話題 背中に人間の耳があるネズミを育成

STAP細胞の論文をめぐる問題で、主要著者の米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授。かつてハーバード大に留学していた小保方氏に、STAP細胞の研究テーマを与えたと言われている人物だ。今回の騒動においてはほとんど注目されることがない、同教授だが、その研究は「マッドサイエンスすぎる」として騒動になったこともある。 彼を一躍有名にしたのは「バカンティマウス」。97年、生きたネズミの背中で軟骨細胞を培養し、背中に人間の耳がついたネズミを創りだしたのだ。この軟骨細胞は実際には牛のもので、生分解性の金型を使うことにより、人間の耳の形に成形した。この研究によって、バカンティ氏は再生医学界において先駆者と言われるようになったのだ。 インターネットの初期時代には、これが「グロ画像」「恐怖画像」として話題になり出回り、また遺伝子工学への抗議活動にも発展したという。今回のSTAP細胞騒動におけるバカンティ教授と理研のいびつな関係については、月刊誌BUBKAに掲載されているジャーナリスト・ケロッピー前田氏の記事が詳しい(なぜアイドル誌にこのような記事が載っているのかも気になるところだが)。 参照/BUBKA6月号 文/原田大

美味しんぼ騒動に海外メディアも注目 雁屋哲氏を「反日左翼」と紹介も

主人公たちが東京電力福島第一原発を訪問した後、鼻血を出す描写が議論となっている漫画「美味しんぼ」(雁屋哲・作、花咲アキラ・画、小学館「ビッグコミックスピリッツ」連載)。最新号では福島県双葉町の前町長が鼻血の原因を「被ばくしたからですよ」と語る場面があり、さらに話題を呼んでいる。 海外メディアもこの騒動について注目しており、AFP通信は「Fukushima: les petites bulles explosives du manga "Oishinbo"」という題名で、“福島の放射能問題は暗黙のタブー”と報じた。また韓国メディアの東亜日報は原作者の雁屋哲氏を「反日の左翼作家」だと紹介している(※注 これは直訳であり、実際は「リベラル」が近い)。 当然、海外メディアも「美味しんぼ」に語られていることの正否については言及しておらず、あくまで事件の敬意と、雁屋氏のブログでのコメントを紹介するなど中立的な報道にとどめている。現状ではまだ続く作品の原発シリーズの内容の行方を見守っているようだ。 また、現在「福島の真実」編が一部収録されている「美味しんぼ」110巻のAmazonでのレビューは、高評価と低評価が入り乱れ「荒れた」状態となっている。 ※読者の方からご指摘頂きました。 参照/AFP通信、東亜日報 文/鷹村優

「エイリアン」を作った男 H・R・ギーガー氏死去 スイスメディア報じる

映画「エイリアン」「スピーシーズ 種の起源」などのクリーチャーを作り上げた、デザイナーのH・R・ギーガー氏が、今週月曜に74歳で死去したと、スイスメディア「Schweizer radio und Fernsehen」が報じた。詳しい死因は不明。 ギーガー氏は1940年、スイス生まれ。芸術学校で建築やインダストリアルデザインを勉強した後、サルバドール・ダリやエルンスト・フックスらの影響を受けて画家の道を志し、アートの世界で活躍するようになる。 77年に出版した作品集の中の自身の作品『ネクロノミコン4』から着想した「エイリアン」は、1980年にアカデミー賞において視覚伝達効果賞を受賞。生物、機械、骸骨を融合させたようなクリーチャーのデザインは後世に大きな影響を与えた。 また日本では映画「帝都大戦」のクリーチャーデザイン、PCエンジンゲーム「ネクロマンサー」のジャケットのイラストでも知られていた。 参照/SRF 文/編集部

福島騒動「美味しんぼ」漫画誌 姉妹誌のキャッチコピーは「がんがん食うぜ」

「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中の漫画「美味しんぼ」において、東京電力福島第一原発の取材後に主人公らが原因不明の鼻血を出す、という表現が物議をかもしている。今月7日には同県・双葉町が福島県民への差別や風評被害を助長するとして、発行元の出版社に抗議文を送っている。 編集部は「鼻血や疲労感の表現は、綿密な取材に基づき、作者の表現を尊重して掲載させていただきました」として、放射線による被害を断定したり、風評被害を助長する意図はないと説明。 そして「ビッグコミック」シリーズでも、福島の“問題”については各誌、各作家で異なるスタンスをとっている。 「ビッグコミックオリジナル」に掲載されている山本おさむ氏による作品「そばもん」では、被災地のおそば屋さんのエピソードを通じ、作者自身が自宅が福島県天栄村にあることもあり、これらの問題について正面から描いている。健康被害についてではなく、福島県の食に携わっている人が置かれた状況について真摯に語っている。騒動となった美味しんぼと同時期の掲載だったため、比べる意見も多い。 また同誌の姉妹誌である「ビッグコミックスペリオール」は、早くも2011年5月の時点で、次号予告ページで「強制はしない、だけどオレは、魚、ほうれん草、牛乳…がんがん食うぜスペリオール」というキャッチコピーを掲載しており、被災地への応援スタンスをいち早くとった。 5月4日、「美味しんぼ」原作者の雁屋哲氏はブログで「当然ある程度の反発は折り込み済みだったが、ここまで騒ぎになるとは思わなかった」とつづり「「反論は最後の回までお待ちください」としている。雁屋氏はどのような話で決着をつけるのか、注目が集まっている。 文/鷹村優

東京チカラめしが納豆カレーで逆転狙う 68店閉店後の起死回生となるか

4月10日に、「東京チカラめし」直営店の約8割にあたる68店舗を売却すると発表した、三光マーケティングフーズ。カラオケ店などを運営する会社に6月2日より上記店舗を移管する。残りの20店舗の運営は継続するが、厳しい状況は続きそうだ。 そんな波乱の中、東京チカラめしが起死回生の一手として発表したのが「カレーフェア」だ。4月23日より一部の店舗をのぞき大々的にキャンペーンをうっている。伝説のジャンクフードと言われた「麻婆カレー」や、エキセントリックな「納豆カレー」などが、B級グルメファンを沸かせているようだ。 「世間的には追い詰められているように見えるチカラめしですが、実はまだまだ余裕があるのか。かなりの数手の店舗を売却することにより、再び“遊び”のあるメニューを出せるようになったと見ることもできますね。この状況での納豆カレーのリリースはすごい」(外食チェーン関係者) ちなみに筆者もチカラめしの納豆カレーを食べてみたのだが、同チェーンの他牛丼チェーンにはないジャンクで力強いカレールーを、納豆はマイルドにしてくれるので、アリなのかも。また納豆の匂いがチカラカレーに加わることで、玄妙の香と言えなくもない。 「チカラめしの麻婆豆腐はスパイシーなので、カレーとのあいがけの麻婆カレーはかつて人気が高いメニューでした。ただし、逆に言えば“奥の手”を復活させたということに、同チェーンの現状が現れているのかも知れませんが…」(B級グルメライター) とはいえ、他にもジューシーなグリルチキンカレーの提供や、人気だった焼肉カレーの40円の値下げなど、定番といえるメニューはいくつも容易されている。 どれも元々あった食材を流用できるし、暑くなってくるシーズンにカレーは定番商品なので、チカラめしをパワーアップさせるのは必至だろう。迷走や土壇場と言われてきたチカラめしだが、これからも我々の胃袋を楽しませて頂きたい! 文/原田大

食べログ男と結婚した結果… 33歳主婦が語るグルメ夫との過酷生活

みなさんの身の回りには、グルメ情報サイト「食べログ」に投稿している「食べロガー」の方はいるだろうか? 彼ら投稿者たちのおかげで我々は、いい店わるい店の情報にあやかることができるわけで、足を向けては寝られない。ちなみに筆者の知人が食べロガーな男と先日結婚したのだが、味への情報感度が高い男と暮らすのも、なかなかエキサイティングな毎日だという。 彼女(T子)はそこまで食にこだわりがない、33歳の公務員だ。夫は合コンで知り合った証券会社社員で3歳年下。そんな彼にいろんな店に食べ歩きに連れられていくうちに男女の関係に発展、約2年の交際を経て結婚している。また筆者の元同級生で、夫が食べロガーなライターS子(39)もまじえ、夫の「食べロガーあるある」な生態を語って貰った。 1 妻の食事に対して「コスパが」「CPが」と言う 「今日のブリのあら煮はコスパ高いねとか言うんですよ。でもダンナは自分で買い物しないし、野菜や材料の値段知らないから、何を根拠にコストパフォーマンスを出しているんでしょうね…」(T子) 2 妻の食事に対して「今日は3.23だね」と数値化する 「気に食わないと『これじゃあ3.0以下だね』なんて言うんですよ。今まで最高でも3.8しかつけてもらったことがありません! 先日泣いて抗議したら『家庭の味が名店の味を超えられるわけないだろう!』と。まあそういう馬鹿っぽいところがかわいいなと思えるうちが、華なんでしょうね」(T子) 3 飲食店で激怒すると「食べログに書いてやる」と言う 「さすがに一回しか聞いたことがないんですが、あるイタリアンで勘定のことでモメた時、怒ったダンナが言ったのがコレ(笑)。相手が『勝手に書けばいい』と返したら、ダンナがプルプル震えていましたね。後で本当に書き込んだかは不明です(笑)」(S子) 4 外食に行くと料理や店の写真を撮るのに、妻の写真は撮らない 「最近ミラーレスのデジタル一眼レフカメラを買ったんですが、私はまだ撮ってもらったことがありませんね。食事の写真ばかり撮ってるんですよね。たまには一緒の写真にうつりたいなんて言ったら、iPhone出してきた時は、ため息がでましたね」(S子) 5 親同士の会食の店も食べログで決める 「まあ、美味しい店を選んでくれるのはいいんですけど、年寄りには食べログの点数がいい店より、点数が低くても落ち着けるような店の方がいいじゃないですか。でも絶対ゆずらないんですよね、近所のファミレスとかも絶対行かないし」(T子) もはや我々の外食生活と切っても切れない食べログだが、そこの一部の投稿者と結婚すると、まるで海原雄山と結婚したような険しい家庭生活が待っているようだ。ちなみに二人共、上記のようなことを言いつつも「食に関心がない男よりはいいかも」とのこと。 文/関本尚子
- Advertisment -

Most Read