「鉄拳8」高齢者eスポーツ大会が激アツ! 決勝は70歳代のKINGとPANDA コンボも上手い!

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近年、年齢を問わず多くの人々を魅了する「eスポーツ」。その波は、ついにシニア世代にも大きな熱狂を生み出しています。先日開催された「第11回ケアeスポーツカップ」では、人気対戦格闘ゲーム「鉄拳8」の決勝戦が行われ、視聴者に大きな感動と興奮を与えました。

この大会を主催する「一般社団法人ケアeスポーツ協会」は、eスポーツを高齢者が明るく健康で、活発な生活を送るための健康増進スポーツと位置づけ、「ケアeスポーツ」と名付け、その普及に努めています。同協会は、高齢者が「ケアeスポーツ」に気軽に取り組める環境を整えることを目標に活動しており、現在は三重県、岐阜県、愛知県の3県を中心に活動していますが、将来的には「全国大会の開催」という大きな目標を掲げています。

決勝の舞台に駒を進めたのは、パンダを操る村部良江選手(73)と、キングを巧みに使いこなす加藤貞之選手(73)の二人。eスポーツの世界では、若者が中心というイメージが強い中、両選手の熟練したプレイは、その固定観念を打ち破るものでした。

試合が始まると、加藤選手はプロレスラーであるキングの特性を活かし、投げの大技を次々と繰り出します。その的確な操作は、長年の経験を感じさせる、まさに「ちゃんとしたキング使い」の動きでした。

一方、村部選手のパンダは冷静沈着。相手の強力な攻撃を華麗にかわし、隙を見逃さず的確に反撃を加えます。特に、相手の攻撃を誘ってからの確定攻撃や、一瞬の判断が光る投げ技の数々は、観る者を唸らせました。

試合の勝敗を大きく左右したのは、体力が少なくなった際に一度だけ発動できる切り札「レイジアーツ」。両選手がこのレイジアーツをどのタイミングで繰り出すのか、その駆け引きは息をのむ展開となりました。また、本作から導入された新システム「ヒートゲージ」の積極的な活用も、勝負の鍵を握っていました。

激しい攻防の末、見事優勝の栄冠に輝いたのは、アミーゴクラブの村部選手でした。

今回の大会は、単なる勝敗を競うだけではありません。試合中には、キャラクターのコスチュームをカスタマイズする楽しさにも触れられており、eスポーツが提供する多様な魅力が伝わってきます。

年齢という壁を越え、情熱と探求心を持ってeスポーツに打ち込むシニア世代の姿は、私たちに大きな勇気と、これからの時代の新たな可能性を示してくれました。彼らの挑戦は、これからも多くの人々に感動を与え続けることでしょう。

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