インフルエンザが記録的な猛威を振るう昨今、うがい、手洗い、マスク、予防注射など様々な予防策があるが、今年注目を集めているのが紅茶。そこに含まれている紅茶ポリフェノールがインフルエンザのA型B型関係なくやっつけてしまうんだとか。そこでこの寒い季節、念の為紅茶を愛飲したいと考える人も多いと思う。でもどうせなら美味しい方がいい。この『TEAs’ TEA NEW AUTHENTIC 日本の紅茶』のようなね。
すっきりとしたわずかな甘みに広がる国産紅茶の旨味豊かな味と香り。これでインフルエンザも逃げていってくれたら最高だが…
「日東紅茶」で有名な三井農林株式会社が発表した「インフルエンザに紅茶が効果的」とのニュースが今年、ネット上を駆け巡った。何かものすごく苦いとか、酸っぱいとか、様々な予防法は昔からいろいろあるが、今回のポイントはやはり紅茶という美味しい飲み物がインフルエンザまでやっつけてくれるというところだろう。
そうなると普段飲むドリンクもついつい紅茶を選びがち。ただ発表によればミルクティーでは効果がなく、ストレートティーもしくはレモンティーでないとダメらしい。記者もせっかくなので外の自販機で何か飲むときにはついつい紅茶を探してしまう。
ところが、最近の自販機にはミルクティーはあっても、ストレートおよびレモンティーはなかなか入っていないという新発見。寒いので温かい方が良いのだが、コンビニなどにはかろうじてホットドリンクコーナーに1種類あるか、ないか。でもちょこちょこ飲んだ方がいいというし…。
そんな中、見つけたのが伊藤園『TEAs’ TEA NEW AUTHENTIC 日本の紅茶』(500mlPET・希望小売価格 税抜140円・発売中)。これなら流行りのちびだら飲み状態で飲むことができそうだし、しかも国産茶葉を使用して香料も無添加で、気になるカロリーも控えめというから言うことない。ではその美味しさを試してみよう。
やっぱりこのシーズンなので、ホットで味わいたいと思う。基本的に紅茶というものは、赤道直下を船で輸送するときに蒸されて緑茶が変質したことで誕生したのが起源なので、世間に流通している紅茶の大半は海外産。
ところがこの『TEAs’ TEA NEW AUTHENTIC 日本の紅茶』は鹿児島県の茶葉生産農家と共同開発して、日本の荒茶(選別前の緑茶)生産量のうち、わずか0.3%しかない希少な国産紅茶葉を100%使用しているというから、後光が差して見えなくもない。
キャップをひねると、確かに紅茶の香りなのだが、ダージリンやアッサム、アールグレイなどの有名品種とはまたひと味違う香り。どこか和風な横顔を残しながら紅茶として成立している、非常に素敵な香り。これが香料無添加で実現できているのはすごい。
飲んでみると、紅茶特有の苦味・渋みは控えめで、むしろ旨味のボディ感が強調された美味しい紅茶。甘さはいたって控えめで、甘いもの好きの記者としてはちょっとだけ甘みを追加したくなるが、カロリーオフが台無しになるので、我慢だ。
日本人向けにわざわざ味を調整したというだけあって、すごく飲みやすい。木枯らしが吹く中の外出時には持って出かけたいし、家でのリラックスタイムでもゆったりちびちび飲むことで、インフルエンザ知らずの毎日が送れるなら、それに越したことはない。しかも和紅茶の新しい世界を知ることができるなんて、実にいい。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで数量限定で可能だ。