老若男女に好まれる美味しい揚げせんがまさかの凶暴化!『ぷち歌舞伎揚激辛とうがらし味』はなめたらいかん

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お年寄りを中心に東日本では愛され続けている1960年生まれという老舗揚げ煎餅が「歌舞伎揚」。歌舞伎の幕のカラーリングを取り入れたパッケージと穏やかな味わいで、まさに老若男女が美味しく召し上がれるお菓子として人気だった。そうこの『ぷち歌舞伎揚激辛とうがらし味』を知るまでは。

 

ヒーおばあちゃんよりも強力、ペヤング激辛よりは良いけれど…、でも辛い! 痛い!

考えてみれば激辛スナックの元祖「カラムーチョ」(湖池屋)の発売は1984年、34年も経っているのだ。当時20代の激辛ファンもそろそろ還暦を迎えてもおかしくないお年頃。そうした元祖激辛フリークもお年寄り領域に足を踏み入れたからなのか、穏やかな甘辛テイストでおなじみの東日本定番の揚げ煎餅「歌舞伎揚」が激辛スナックに変身したのが、この株式会社天乃屋(東京都武蔵村山市)による『ぷち歌舞伎揚激辛とうがらし味』(55g・実勢価格 税込108円・2018年8月6日発売)

そのパッケージの下のへんに「この商品は大変辛いので、小さなお子様や刺激物に弱い方は ご注意ください。」とペヤング風の警告文あり。とはいえ「歌舞伎揚」なんだから、そんなお年寄りをびっくりさせるほどのレベルにはしないだろう。そう高をくくりながら、食べてみた。

購入時にこんなものをもらいました

 

封を開けると結構地獄レッド。香ばしい揚げ油の香りにそそられる。そんなに辛そうな香りではないので、気軽に食べてみよう。

辛いっ。これは、かなりのレベル。美味しい歌舞伎揚味は健在なのだが、舌の両サイド中心に痛い。え、こんな凶暴でいいの? 食べながら二度見、三度見。確かによく見ると唐辛子パウダーがしっかりとかかっている。芳醇な香りの“粗挽きとうがらし”と鮮烈な辛味の“粉末とうがらし”のダブルとうがらしが織りなす刺激的な辛味とのこと。確かにこれは油断禁物だ。

レベルとしては「カラムーチョ」越え「ペヤング激辛やきそば」未満といったところか。甘く見ていると、副交感神経由来の汗が噴き出すほどにきっちり辛い。でも後を引く美味しさ。でも辛いので耐えるのには厳しい。

そんなジレンマを抱えながらだと、わずか55gのこの小袋がなかなか食べ終わらない。

歌舞伎揚が好きで、辛さ耐性の高い人なら美味しく食べられるが、苦手な人は近くに寄らないように。今、記者は汗をタラタラしながら、この原稿を書いている。何事もなめたらいかん。

入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。

 

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