全世界30カ国以上の映画館で、本編前に上映されるという特別CM映像「Feed Our Future」が話題になっている。同CM映像は英国の著名な広告クリエイターであるジョン・ハガティーが構想、ン・ラムジーが監督を務めたもので、キャンペーン期間は8-12週間となっている。
CMは、華やかな医学賞授賞式で、ミリアム・アデカという若い女性の会見シーンから始まる。
彼女は一体どんな偉業をなしとげたのか、我々視聴者としては、そう注目するだろう。だが彼女の口から語られたのは「自分は偉大な医学の発見をしておらず」という言葉からはじまる、衝撃的な告白だった。
そんなショッキングな事実の告白後には、国連WFPの活動を寄付を通して支援するスマートフォンアプリ「ShareTheMeal」のダウンロードキャンペーンへとつながっている。
今回の映画館でのCMキャンペーンは、Facebookも企業として共鳴し、デジタルキャンペーンの分野で協力を行っている。
FacebookやInstagramにおけるビデオコンテンツの配信や、Facebook Liveの活用、またFacebookメッセンジャーを通してCM映像に登場するミリアム・ アデカと対話するプラットフォームの公開などで、世界で8億2100万人が飢えているという現実を伝えていくという。
SAWAの最高経営責任者シェリル・ワンネル氏によれば「飢餓は世界的な課題です。映画メディアは世界で同時展開できるという特性を生かし、国連WFPとその活動についての啓蒙に積極的に取り組むべきです。ミレニアル世代は、十分な教育を受け、社会的な関心が高く、映画館来場者の大部分を占めています。彼らは社会に変化をもたらし続けていくであろう人々です」などとと語っている。
飢餓人口は、現在世界中で再び増加に転じて、おり今まで以上に子どもたちの命が失われ、将来の可能性をつぶされている。映画館の上映まえに流れるこのCM、それを観に劇場に足を運んでみるのもいいのかも?
情報元:mevie.it