人気モデル・ローラが「モッチッチ~、アッチッチ、モッチッチ~」と歌い踊るCMで話題の『焼そばモッチッチ』。カップ焼きそばといえば屋台をイメージするような商品が多い中、これはなんだかカフェめしっぽいぞ。女性をターゲットにした商品で、家庭で作る焼きそばのようなモチモチ食感が楽しめるというが、実際のところは…!?
カップ焼きそばを食べない女性の意見を参考に、モチモチ麺を開発
エースコック『焼そばモッチッチ』(99gうち麺85g・希望小売価格 税抜180円・2017年6月19日発売)は、真空仕立てのモチモチ麺が特長。開発のキッカケは、女性が抱くカップ焼きそばに対するマイナスイメージだったという。
女性の中には「家庭やお店では焼きそばを食べるが、カップ麺では食べない」という人も多く、調査によって、その理由が「麺の食感」にあることが発覚。生麺と比べてカップ麺には歯ごたえがなく、「コシ」や「モチモチ感」がほしいという意見が多く上がったのだ。
そこでエースコックが生み出したのが、この真空仕立て麺。麺の中の密度を高めることで、カップ麺特有の柔らかい麺からの脱却を試みたという。
『焼きそばモッチッチ』は99gで409kcal。ちなみにカップ焼きそばの王道「ペヤング ソースやきそば」は120gで544kcalなので、量・カロリーともに女性向けといえるだろう。
麺は本当にモッチッチ!薄めの味付けもクセになる
『焼きそばモッチッチ』は、形もデザインも、今までカップ焼きそばの常識を覆すパッケージ。カフェでホットドリンクをテイクアウトした際にカップに巻いてもらえるダンボールっぽいヤツ(正式には「スリーブ」というらしい)もデザインされ、女子っぽさ全開!
デザイン性の高さはもちろんのこと、ボックス型容器は温かさが長持ちするというメリットも。こんなところも、男性に比べて食事に時間がかかる女性にぴったりである。
作り方は従来のカップ焼きそばと同様。お湯を注ぎ、5分待って湯切りし、ソースとふりかけを混ぜていただくという流れだ。
カップを覗くと、麺はかなり細め。カップ焼きそばではおなじみの具材「キャベツ」は、大小様々なサイズが確認できる。
さっそくお湯を入れ、ソースをフタの上で温めながら待つこと5分。
お湯を切ってみると、麺がツヤツヤしている!
ソースとふりかけを入れて箸で混ぜた感覚も、いつものカップ焼きそばではなく、箸にまとわりついてくる感じが生麺に近い。
一口食べると、たしかにモチモチと弾力がある。
味も従来のカップ焼きそばよりも薄めで、サッパリとしていて食べやすい!カツオの風味も効いていて、素朴ながらも本格的だ。
具材はやっぱりキャベツのみ…今後のカップ焼きそば業界に期待!
食感、味ともに充分といえば充分なのだが、ココまで来たら豚肉、玉ねぎ、にんじんなどの定番具材も欲しくなる…。
『焼そばモッチッチ』も、具材はやはり「キャベツ」のみ。それゆえ、カップ焼きそばと家庭の焼きそばのちょうど中間にとどまっている感は否めない。どうにか、肉やその他野菜の食感も味わうことができるように願いたい。
そして、量はやっぱり少なめ。女子とはいえ、これひとつでランチにするにはちょっぴり物足りない量と言えそうだ。
そうはいっても、やはり女性向けのカップ焼きそばというのは画期的。これならオフィスで食べていてもまったく違和感がなく、むしろオシャレささえ漂わせることができる。
『焼そばモッチッチ』は、スーパーやコンビニなどで発売中。ふだんカップ麺を食べる機会が少ないという女子も、是非とも“カップ焼きそばの進化”に驚いてみてほしい。