ストイックにダイエットにはげんでいる皆さんに朗報だ。効果的に痩せるためには、たまに休んでたっぷり食事をすることが重要だということが、大学の研究で判明したのだ。
オーストラリアのシドニー大学の研究者らは、マウスを二つのグループに分けて12週間のダイエットを行わせた。一方のグループには12週間、少なめの飼料を与え、もう一方のグループのラットには、少なめの飼料を与えつつ、1週間に一度は通常量の飼料を与えた。
当然、飼料を減らされているために両方のラットの体重が落ちていったのだが、興味深いのは、たまに通常量の飼料を食べていたラットのほうが、より体重が減少したのだ。
研究チームによれば、ダイエットをしている最中には、たまに多めの食事をとることが呼び水となって、それ普通以上にカロリーを燃焼させられるのではないかと見ている。この“たまのたっぷりの食事”には肉がおすすめだとのことだ。
ただしダイエット用の食事制限を3日以上休んでは台無しだとのこと。またピザやハンバーガーなどの糖質たっぷりのものではなく、野菜や食物繊維の多い健康的な食品を食べなければダイエットにもならないそうだ。つまりラーメン二郎や牛丼は、麺や米が多く糖質がたっぷりなのでNGということ。
たまにはダイエットをお休みして近所の焼肉屋で肉をがっつり、これが意外にも痩せにつながるというわけ。
文/関本尚子