ローソンストア100の累計683万個を突破する大人気商品「100円おせち」が今年も発売された。高級食材ののどぐろを使ったかまぼこをはじめ、過去最多の38種類がラインナップ。例年売り切れ続出のこのおせち、今年も力作ぞろいとなっている。
100円なのに高級おせち
新型コロナの影響はこのおせちにも。ただし悪い意味ではない。新型コロナの影響により、本来は外食などで使用されるのどぐろやベビーホタテといった高級食材が市場に余り、手に入りやすい現象が起きていた。そこにローソンストア100が目を付け、「のどぐろ蒲」「味付け帆立」といった通常では100円でできない新商品を作ることができたのだ。
そんな背景から販売されているため、のどぐろを使ったかまぼこ「のどぐろ蒲」は、来年もリリースされるとは限らない。そのため見かけた場合は、早めの購入をおすすめしたい。
そして2年前に発売されるや大人気となったた「ふぐ蒲」も、100円ながら高級食材を使ったおせちとして忘れてはいけないところ。その名の通り、ふぐを使ったかまぼこだ。
これらのかまぼこは食べきりサイズなのも嬉しいところ。どうしても余りがちなおせちだが、人数分だけ購入すれば無駄なく楽しむことができるだろう。
また末広がりの縁起物である「味付け帆立」はこいくち醤油でこっくりとした仕上がりに。こちらも外食で使われるベビーホタテが市場で余剰品となっていたものを大量に買いあげ、おせち用に加工したものだ。
今年の新商品である、「棒鱈甘露煮」「魚卵のうま煮」も見逃せない。かずのこ同様、子孫繁栄の願いを込めて食べられる「魚卵のうま煮」。調味料ではなく魚卵そのものの旨味をしっかりと味わうことができる。個人的にはおせちとしても楽しめる他、ごはんのお供にも最高だと思った次第。
京都をはじめ関西のおせちにかかせないのが棒鱈を炊いたもの。「たらふく食べられる」に通じることから、一年間食べるものに困らないという願いを込めて食べる。縁起物としてぜひともおせちにいれたい棒鱈だが、出来合いのものは値段が張るし、自分で作るのも大変だ。
そんな棒鱈が100円で楽しめる「棒鱈甘露煮」は重宝するはず。この食材になじみがない関東などの人も、関西おせちとしてぜひとも味わってみては。
おせちにかかせないたけのことごぼう
おせちに、土佐煮だったり、煮しめだったりで必ず入っているのがたけのこ。子供がすくすく育つよう、また将来の出世を願っておせちにいれるもの。
でも、煮込まれすぎてクタクタになっているたけのこが、ちょっと苦手という人も多いのでは。しかし100円おせちの「たけのこ煮」はシャクシャクとした歯ごたえが楽しめる。
関西では数の子、黒豆とならび祝いの膳に欠かせないのがごぼうを使った料理。ローソンストア100の「味付けごぼう」は、一年前から商品化を決めて原材料の確保に奔走し、メーカーにまとめて依頼することで発売できた苦心の作品。新年に食べたいしみじみとした味わいだ。
そんな新商品を含めて全38品となるラインナップ。今年は自宅でお正月を迎える人も多いはず。100円おせちは、家族がいるならたくさんの種類を楽しむことができるし、お一人様なら自分が好きなものだけ揃えたおせちで贅沢することもできるはず。例年売り切れ必死の100円おせち、気になる人は今すぐお近くのローソンストア100で!