眼鏡・サングラスの製造販売を手がけるOWNDAYS(オンデーズ)が、全世界で340店舗目となる心斎橋店を出店する。売場面積は1階が68平方メートル、2階が61平方メートルと、店舗面積と取扱製品総数は西日本エリアの店舗の中でも最大級。そして、ただ大型新店舗が出店したというだけに話題はとどまらない。
そもそもOWNDAYSは、代表取締役社長・田中修治氏による実話ベースのビジネス小説『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』が話題となり、勝地涼主演でテレビドラマ化(テレビ朝日系)するなど、今注目が集まる企業の一つ。
観測ロケット「ペイターズドリームMOMO 4号機」のスポンサーとなり、メガネをロケットに載せるといったユニークな取組みの他、CSR活動もさかんだ。
眼科検診や眼鏡の購入が経済的に困難な世界の地域の人に眼鏡を提供する社会貢献活動「アイキャンプ(EYE CAMP)」を毎年実施。これまでにもミャンマー、タイ、フィリピンなどで活動を行っている。また、2019年4月からメガネ・サングラス1本毎の売上金額の一部を日本盲導犬協会へ寄付(現物支給)する、盲導犬育成を支援。
今年3月16日には、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、就職内定を取り消された学生を対象に、2020年4月入社枠の臨時採用選考を実施すると発表するなど、常に話題をふりまいてきた。
ブルーライトカットに取り組む
そんな同社による新店舗での、出店記念のユニークな取り組みとして、視力に影響を及ぼすと言われるブルーライトをカットするPCメガネを通常4,980円(税別)のところ半額で提供(オープン記念数量限定)、子ども用メガネのPC用ブルーライトカットレンズ交換を3,000円(税抜)で提供する。
文部科学省の発表によれば、令和元年度の視力1.0未満の小学生・中学生・高校生の割合は、過去最多。最近ではブルーライトを発するスマホおよびインターネットの普及がその原因の一つではないかと見られている。同社によれば、子ども用眼鏡でも、約20%がオプションでブルーライトカットレンズを購入しているといい、その必要性は親たちも感じているようだ。
そんなニーズを汲み取って、子ども用メガネのPC用ブルーライトカットレンズ交換を行うというのは、目の健康とその大切さについて啓発を行う同社らしい、ビジネスだと言えるだろう。
海外限定インハウスブランドを国内で初発売
またファッション方面から話題になっているのは、OWNDAYSの海外限定インハウスブランド「NICHE+(ニッチェ)」を国内で初めて心斎橋店で取り扱うという点だ。「NICHE+(ニッチェ)」はリーズナブルな眼鏡には珍しい、エッジの効いたデザインが特徴。
OWNDAYSのHPに掲載されているそのクールなデザインに、多くのユーザーが渇望していた商品だ(HPから位置情報で販売店がわかるのだが、数千キロも離れたアジアの店舗が表示され、肩を落としたユーザーも少なくない)。そんなレアなブランドが手に入るということで、心斎橋店のオープンは、大きな耳目を集めることは間違いない。
そして在日外国人やインバウンドのお客様の多い地域ということを考慮して、誰でも一律に安心保証を受けられるための多言語スタッフを配置するなど、グローバルな展開をする企業らしい“おもてなし”も。実際に店舗内も、これまでのアイウェアショップにはないような、モダンで洗練された雰囲気となっている。
なにかと話題になりそうなこのお店、2020年3月20日11時にいよいよ始動する。
【情報詳細】
店舗名:OWNDAYS 心斎橋店
オープン日:2020年3月20日(金)
営業時間:11:00-21:00
住所:大阪府中央区心斎橋筋2-7-1