1975年の発売当初から老若男女問わず愛されるソフトキャンディ「ハイチュウ」。高度経済成長期の当時“ハイ”で始まる商品は高品質・高級品という意味が込められていたそう。発売から30年以上にわたり様々なフレーバーが登場した森永「ハイチュウ」だが、今回『ハイチュウ 宮崎県産日向夏』が新たに仲間入りした!
甘酸っぱくてほんのり苦い日向夏味!
『ハイチュウ 宮崎県産日向夏』(12粒・希望小売価格 税抜108円・2017年2月21日発売)には、2~5月に旬を迎える、宮崎県産の日向夏(ひゅうがなつ)が使用されている。
〝ひなたの恵み”である日向夏は、甘味のある白皮と果肉を一緒に食べる宮崎県発祥の柑橘。ユズが突然変異したものと考えられており、甘さ控えめで酸味が強い。宮崎県以外でも栽培されており、ニューサマーオレンジ、小夏、土佐小夏という別称で出荷されていることが多いのだそう。
みかんなどの他の柑橘とは異なり、アルベドとも言われる白皮の部分は、ふかふかとした食感で苦味や渋みもないため一緒に食べることをオススメする。
さて、そんな日向夏を使用した『ハイチュウ 宮崎県産日向夏』を早速食べてみることにしよう!
南国感あふれるパッケージで一足早い夏を感じる。
『ハイチュウ 宮崎県産日向夏』は、日向夏よりも薄い黄色で、パステルイエローといったところだろうか。
食べてみると、噛んだ瞬間にじゅわっとあふれる果汁感。酸っぱさは確かにあるが、甘さもあって、とても食べやすい。
酸味のおかげか、甘すぎてのどが渇く感じは全くない。むしろのどを潤してくれたので、出先で飲み物がないときに何度助けてもらったか知れない。
ハイチュウなのにみずみずしい。日向夏の味が口の中いっぱいに広がって、なんとも爽やか。
甘酸っぱさと同時に独特の苦味も感じられる。ここまで再現できていて驚いた。
食べた後、包み紙に何か描かれていることに気づいた。ご当地キャラと方言が描かれている。包み紙までも楽しませてくれるなんて面白い。
子供の頃からもったいなくて一粒ずつ大切に食べていた「ハイチュウ」だが、包み紙に描かれているものを早く読んでみたくて、何粒も連続で食べてしまった。
オーソドックスな味しか食べない記者でも美味しいと思えるぐらい、シンプルな日向夏の味で、大変食べやすかった。
日向夏やニューサマーオレンジを食べたことがある人には、この再現率には驚くかもしれない。
みかんでもユズでもない、ちょうど良い酸っぱさの柑橘。5月までの期間限定発売なので、見かけたら手に取ってみてほしい!