トランプ大統領の育毛剤使用を、医師が証言 長年のヅラ論争に決着、プロペシア使っていた

以前から不自然だとトランプ氏の髪についてはささやかれてきたが…。

ドナルド・トランプ米国次期大統領の、70歳とは思えないふさふさした髪には、長年「カツラ疑惑」が報じられてきた。しかし、ついにその論争に終止符が。トランプの担当医がメディアに対して、彼に育毛薬「プロペシア」を処方していたことを告白したのだ。

この告発を行ったハロルド・N・ボーンシュタイン医師によれば、トランプ氏との出会いは1980年代までさかのぼり、それ以来定期的な健診などを行ってきたという。

大統領選に当選してからは連絡はとっていないという、この医師の告白について、疑問を呈す声もあがっているが、多くの海外メディアで「トランプ次期大統領、ヅラ疑惑晴れる」として報じている。

さて、トランプ氏が使っていたというプロペシアは、アメリカメルク社が開発した抗アンドロゲン薬で、元々は前立腺肥大症や前立腺癌を抑える効果があるとされていたもの。しかし、男性型脱毛症(AGA)に対しても効果があることから、全世界のハゲで悩む男性たち購入されていた(ちなみに日本では2015年に特許が切れており、現在は各社から後発商品が販売されている)。

国内臨床試験においては、1mgの主成分で胃部不快感、性欲減退など6%程度の副作用が認められたといった報告や、まれに肝機能障害を起こすといった報告もあがっている。

大統領の激務のなかでは、多くの大統領がストレスによる抜け毛に悩まされたという。国内の抵抗勢力も多く、海外からも注目の集まっているトランプ氏だけに、今後もこの脱毛薬を手放せそうだ。

文・関本尚子

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