違法「自撮り棒」は1年以下の懲役または100万円以下の罰金 世界的に禁止の流れも強まる

自撮り棒のブームは規制で終わる?

最近ではかなり見るようになったセルフィー用の「自撮り棒」。海外の主要美術館などでは、全面禁止への動きも起きている。

■暴徒の武器になるのを危惧

イギリスのプレミアムリーグでは、フーリガン(暴力的なファン)の凶器になるからとして禁止に。アメリカのスミソニアン博物館でも近々、「観光客のみなさんや展示品を保護するための予防的措置」として禁止になる予定だ。ニューヨーク近代美術館は「カメラの延長器具」として禁止している。

混雑した場所では自撮り棒そのものが他人にぶつかってケガをさせたり、ブルートゥースが他の通信機器に影響をあたえるといったことが禁止の主な理由だ。

■韓国では摘発の対象に

また韓国では政府による電磁波適合認証を受けていないブルートゥース仕様の自撮り棒は摘発の対象に。最高3000万ウォン(約320万円)の罰金または最長3年の禁錮刑が科されるほど。

■ディズニーランドではすでに規制

日本でもディズニーランドでは禁止になっており、国内にも広がりそう。ちなみに韓国と同様に、日本でも日本国内法に基づく電波検査済みの「技適」マークがないものは、電波法違反として刑事罰及び罰金の対象となる。電波法110条第1号により、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金刑に処せられる可能性があるのだ。

とりあえず海外に行った際には、使用が可能かよく確認してから自撮り棒は使うべし!

文/原田大

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