インターネット上でなにかと話題の、居酒屋チェーンを運営するワタミグループ。介護、宅食事業などにも進出しているのだが、オタク事業に参入するのではないかと噂になっていた。そんなワタミがついに発表!
■オタクとの究極のコラボ?
『日本世界に誇る2大文化 「おたく」×「居酒屋」の究極のコラボレーション! 〜8時だよ!全員集合鍋パーティー!』
これ、一体どいうことなんだ、ドリフってオタクとなにか関係あったっけ? と、続きを読んでみたら『2014年12月27日より全国ロードショーの映画「海月姫(くらげひめ)」とのタイアップを実施します』とのこと。
■コラボ作の主人公がオタクだった
「海月姫(くらげひめ)」は東村アキコ先生原作のコミック作品。能年玲奈主演で映画化、12月27日より全国ロードショーで公開となる。主人公やその仲間らが、クラゲオタク、三国志オタク、和装オタクだったりする。
■ぶっちゃけ意味がわからないってばよ!
そんなオタクキャラが登場する同作品の公開を記念して、ということで『12月1日から1月5日までの間、「和民」、「坐・和民」、「わたみん家」約520店舗にて、日本の冬の食卓に欠かすことの出来ない「鍋」を「おたく」を代表して主人公の「海月(つきみ、能年玲奈)」がワタミの鍋メニューからそれぞれ2品ずつ提案します!』とのこと。
という、圧倒的な論理の飛躍!
そしてその鍋メニューを注文すると『先着で映画『海月姫』の原作「海月姫」試し読み小冊子をプレゼント!』。
■つっこんだら負け、負け…!!!
結局オタクなのは「海月姫」の主人公つきみであって、ワタミ系の居酒屋に行って鍋を選んで、鍋を食べるとダイジェストだかさわりの漫画が読めるわけで、この鍋メニューがなんのへんてつもない鍋メニュー…。
何がオタクなのかは判然としないし、『海月姫』ファンからしても「はぁ?」という意見もあるだろう。そんないまいちスッキリしないところが、話題になりそうな感じかも、だとすればワタミさんさすがやで!
文/高野景子