カレーファンの間で通称「寿司カレー」などと呼ばれているカレーが存在するのをご存知だろうか。…なんてけったいなカレーと思うだろうが、これの正式名称は、現在カレーチェーンのCOCO壱番屋で提供されている「冷製夏カレー」(800円)のこと。
なぜファンの間で寿司カレーと呼ばれているかというと、なんとライスが「酢めし」なのだ…。ココイチ(COCO壱番屋)はこれを「ビネガーライス」と呼んでいるのだが、ちょっと待て! それってどう考えても酢めしじゃん!
メニューには「ビネガーライス 食感を引き立てる胡麻がアクセント 今年の夏は、ビネガーライスでさわやかに。ココイチからの提案です」と書いてある。
あるカレーブロガーによれば「この発想はなかったというか、ココイチは狂ってますよ、いい意味で。しかも食べてみると、決して冷たいカレールーに合うかは微妙なところ。だがあまり冒険をしたがらないココイチがこんなギリギリを攻めた姿勢は評価したい」
筆者も食べてみたのだが、たしかに「酢めし」で食べる冷たいカレーは違和感はある。だが、けっこうありだと思うのだ。
またこの組み合わせはグローバルを見据えたものなのではという声も。「ライスは海外ではサラダの具材などに使われることもあるので、そう考えれば、このビネガーライスもドレッシングであえたトマトのようなもの。冷たいカレーに酢めしというのは、世界基準の発想と言えなくもない」(知人のイタリアンレストランシェフ)
なんにせよ、この酢めしでカレーを食べさせるという珍メニューが食べられるのは8月いっぱい、本日30日と31日のみなのだ! 今日みたいなどんより天気にも、酢めしがピッタリ!? いそげ〜!!!
文/原田大