大手IT会社の御曹司と見られるA氏(24)が、タイで代理母出産を依頼し、すでに計16人の子供を持っていることが判明した事件。代理出産の仲介業者に「毎年10人の子どもをもうけ、100人から1000人の子どもをつくりたい」と説明したという。
いまだ、その目的は判明しておらず、インターネット上では漫画『聖闘士星矢』の登場人物・城戸光政をマネしようとしたといって与太話もあるが、その人物ですらたった100人。このA氏の計画の足元にも及ばないのだ。
アフリカの名君が子供600人
さて、A氏がその存在を知っていたかはわからないのだが、世界一の子沢山について調べてみると、まずほぼ事実だと言われているのが、アフリカ南部の国・スワジランドの前国王、ソブーザ2世(1899年12月10日 – 1982年8月21日)。
なんと100人もの妻をもち、その子供は600人近かったという。とはいえ決して色呆けジジイなどではなく、正常不安定なアフリカにおいて約61年近い長期政権を樹立し、同国を発展させてきた傑物だった。
ちなみに現国王ムスワティ3世は約7万人の“未経験”の女子たちをあつめ、リード・ダンスと呼ばれるトップレスでの求愛ダンスを踊らせ、世界的に非難をうけるボンクラだったりする。
ギネスにも掲載された888人作った国王
そしてギネスブックにも掲載された、世界最高の種馬ならぬ種人間は、モロッコ最後の皇帝ムーレイ・イスマイル(1672-1727)だ。1703年までに合計525人の息子と342人の娘をもうけ、1721年には700人目の息子をもうけたと言われており、888人の子供がいたというのが通説だ。
また自分の血は引いていないがドイツ人のヨーガン・ハス氏は1000人の養子をとっているという記録もある。世の中にはスーパービッグダディがけっこういるもんなんですね…。
文/関本尚子