80年代の最恐おもちゃ「悪魔のいけにえ」覚えてる? モンスター溶かして遊ぶ…PTA激怒商品

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※今見てもすごいパッケージ。
※今見てもすごいパッケージ。
子供の頃、我々の心をときめかしたおもちゃは色々あったが、その中でも、圧倒的に異色であり、とにかく怖かったものといえば、「マッド博士 恐怖の実験室」シリーズの「悪魔のいけにえ」および「悪魔のはらわた」だろう。

1980年代にアメリカのマテル社が発売し、日本でも1987年に同社とバンダイの合弁会社により発売されたものなのだが、とにかく、内容がまがまがしい。

「悪魔のいけにえ」は、マッド博士が捕らえた魔界のモンスターを溶解装置で溶かすというもの。骨格に粘土のような肉をつけた化け物を、溶剤(?)を入れた水槽の中で溶かして、骨だけにして遊ぶのだ。あくまで子供用のおもちゃだ、これでも…。

日本版のパッケージや説明書には「溶解装置完成 かくごしろゾンビーズ」「いつまでも悪魔たちにやられっぱなしでいるほどマッド博士はお人好しではない。ついに完成した悪魔退治の溶解装置」と書かれている。

「悪魔のはらわた」もかなりの内容で、こちらは悪魔をメスで解剖してスライムまみれの内蔵を取り出して遊ぶというものだ。パッケージには「新たな挑戦 恐怖の解剖実験」「腹をさけ! はらたわを引き出せ!!」との煽り文句。

今なら子供用には確実に販売できないだろうし、親にしても子供が「猟奇趣味にはしるのでは…」なんて心配になってしまうこと確実な商品なのだ。

ちなみに同シリーズには「ゾンビーズ」というおもちゃもあり、これはディフォルメされたSD系のモンスターのゴム人形。ただし強く押すとスライム製の脳みそや目玉が飛び出すというものだ。こんなおもちゃが売っていた時代ってすごい!

ちなみに筆者は欲しかったけど、あまりに怖そうで親にほしいとは言えなかった。もしも買い与えられていたら、ちがう性格になっていたのかも…。

※もっと知りたい方はサイト「テクノドローム」さんをぜひ、参照されたし!
※※外国版ならYouTubeにCMも!
文/原田大