若乃花が居酒屋チェーンで再サクセス バックには正体不明の企業が存在

※がんばれ元若乃花!
第66代横綱をつとめた元若乃花こと花田勝氏。2011年4月9日より、風水建築デザイナー直居由美里のアドバイスで改名し、現在は「花田虎上」(「虎上」で「まさる」と読む)と名乗っているのだが、現在再び、実業家として頭角を表しているという。

自身がプロデュースしたという「個室居酒屋 若の台所」「個室居酒屋 赤鶏御殿」などが関西を中心に約60店舗近く展開しているのだ。

花田氏は02年にドリームアーク社を設立し、ちゃんこダイニング若などで青年実業家として活躍したが、次第に経営悪化。自身は経営権を売却、その後同社は負債額4億5千万円を出して倒産した。それだけに、まさかの復活と言われている。

「いやいや、花田さんはあくまでプロデュースの立場で、いうなれば神輿です。それよりも注目するべきは、現在居酒屋を大出店している正体不明の会社が、一連の店を運営しているんですよ」(飲食業界専門誌編集者)

たしかに、「若の台所」や「赤鶏御殿」の運営母体、ネット上で調べてもほとんど見つからない。

「運営しているのは川中商事という会社で、現在『京の町に夢が咲く』『竹取御殿』『かまくら御殿』『はん』『パスタベラ』など約380店舗を運営している。おまけに創業からまだ10年も経っていない、異例のスピードで出店している業界の風雲児と呼ばれています。年間売上高は200億円もあるんですが、正体があまり見えない謎の会社なんですよ」(同前)

同社はホームページを持っていないために、本社がどこにあるのかすらわからない。それだけに「謎の会社」と言われてしまっているようだ。ちなみに社長である男性はかなり若く、おまけに女性たちなら放っておかなそうなイケイケ系のイケメンだ。にもかかわらず、かなりの知略家だと噂されており、今業界ではひそかに注目を集めている傑物だという。

結局花田氏はただの名義貸し、とはいえこれだけの数の店舗に名前を利用させていれば、それだけでもかなりの収益になるだろう。居酒屋業界の謎めく風雲児に見出されたのは、運がよかったわけで、やっぱり改名したかいがあったってこと?

文/鷹村優

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