16日、韓国南西部・珍島で付近で起きた旅客船沈没事故。安否不明社が200人以上にのぼっているなか、悪質なブローカーの存在が浮上している。被害者の家族に声をかけ「船の中の子供を取り出してやる」と持ちかけるというのだ。
子供が事件に巻き込まれたある保護者は、18日、男からそのように提案を受けたという。どうのようにして救助を行なうのか尋ねたところによれば、男は民間ダイビング業者の関係者で、「我々が中に入って子供を救助する。報酬は1億ウォン(約1000万円)」と言った。
18日、保護者対策委員によれば同様の事例が数件報告されており、民間業者が入る余地はなく「惑わされてはならない」と発表している。困っている親たちからすればワラにもすがる思いなだけにきわめて悪質だ。
参照/東亜日報
文/鷹村優