日本人の国民食がラーメンとカレーなら、アメリカ人の国民食といえばハンバーガーだ。そんなイメージの強いこの食べ物に、かつていない異変が起きている。
「月刊食堂」2014年1月号によれば、米国におけるハンバーガーの売上は2010年がピークで、市場規模は93億ドル。だが2013年には86億ドルまで減少している。同時にこの国民食に対して愛着度も下がっているというからびっくりだ。
その原因として牛肉価格の高騰により、店側がより利益率のよい商品を紹介するようになったため、相対的にハンバーガーの売上が下がっているようだ。他にも健康志向の高まりが原因となっている。
ハンバーガーだけではない、ワシントンのシンクタンクによればフライドポテトの売上高も06年〜11年のあいだに2%、約1000万食も減少しており、アメリカ人の食事に変化が起きているとしている。これもヘルシー志向の高まりが原因となっているようだ。
あと10年後20年後には肥満のアメリカ人がいなくなったりして。
文/編集部