米国のマクドナルドで、韓国系の老人客たちを警察に通報して追い出した事件が話題になったが、またしても同様の事件が起き、一部メディアを騒がせている。
第2次世界大戦の退役軍人のカール・ベッカー氏(87)と、バーバラ・ベッカーさん(81)が、先月21日、米国バージニア州のマクドナルド店舗で早めの夕食を楽しんでいたところ、店員が二人の周囲を掃除しはじめた。ほこりをまき散らす雑な掃除で、あきらかに嫌がらせ目的だったと二人は感じたという。
それでも食事を続けていると、マネージャーがやってきて「食事をはじめてからもう30分たっている」と、“追い出し”にかかってきたという。店内は閑散としているにもかかわらずだ。ベッカー夫妻が地元新聞に顛末を投書すると、その記事が瞬く間にSNSで拡散し、マクドナルド側は真相究明に乗り出すと約束し、夫妻にコーヒーのクーポン2枚を送ってきたという。夫妻はこのクーポンの受け取りを拒絶している。
米国の飲食チェーンでは老人たちのサロン化し、店側とのトラブルがたびたび起きている。店の姿勢もわかるが、公共の利益のため老人たちの“居座り”を許すべきだという識者の声もたびたびあがっている。
文/編集部