日本時間で24日未明に閉幕したソチ冬季オリンピック。日本人選手たちは金メダル1、銀メダル4、銅メダル3という素晴らしい成績を残している。だが、熱戦を繰り広げたのは選手だけではない。大会の公式パートナーを務めた企業たちも、自社製品の宣伝のために熱い戦いを繰り広げた。
中でも注目を集めたのは韓国のサムスン電子とアップルだ。サムスンは今回の公式パートナーだったため、全参加選手に「ギャラクシーノート3」を通信使い放題で無償配布。また同端末の裏には選手たちの国旗をプリントするなどの工夫も凝らしていた。とはいえ選手たちにはアップルユーザーも多く。実際の会場内ではiPadやiPhoneユーザーの姿も目立った。
また一部の海外メディアなどが、サムスン電子側が選手たちに開会式でアップル製品を使う場合には、リンゴマークのロゴを隠して使うように要請したという報道がなされた。サムスンもオリンピック委員会も否定したが、思わぬネガティブな情報が流れてしまったことにサムスン幹部が激怒したという。
サムスンは98年の長野五輪以降、無線通信機器の公式パートーナを務めているのだが、ロンドン五輪でも出場選手が、台湾の家電メーカーHTCのヘッドファンを使っていることにクレームを入れたと報道されていたりと、何度か騒動を引き起こしている。
文/原田大