ホッケーマスクをかぶって、手にはチェーンソー、そして次々ブロンド美女を血祭りにあげていく…そんなイメージのある映画『13日の金曜日』(1980年)に登場する殺人鬼・ジェイソン。だが彼、実は映画内で一度もチェーンソーを使ったことがないのを、皆さんはご存知だろうか?
むしろ1981年に公開された『13日の金曜日 PART2』でヒロインにチェーンソーで襲われるという、ありさまだ。全シリーズを通してもチェーンソーは2回しか出てきておらず、ジェイソンは一度も使っていない。そもそもなぜ、ジェイソンにはなぜそんなイメージがついたのか。
それはおそらく別の名作ホラー映画『悪魔のいけにえ』によるものだと言われている。同作に登場するキレキレの殺人鬼・レザーフェイスがチェーンソーを使用しており、これが混同されていったとのではないかと言われて言う。レザーフェイスは殺した相手の皮をはいでマスクにして被っているという、凶悪なキャラクターだ。
文/編集部