カレー好きはラーメン好きをバカにする? 食業界悩ます対立構造

男の好きな食べ物2強といえばカレーとラーメン。それぞれに愛好家がいるのだが、その雰囲気はずいぶん違う。おまけにお互いがお互いをバカにしているようで…。

「ラーメンオタク(通称ラオタ)のイメージって太っていたり、ダサかったりするイメージがあります。僕らカレー好きも人のことは言えませんが、色んな食ジャンルの愛好家でカースト最下位って感じ。僕の友達のカレーマニアも、ラオタは見た目も通り魔っぽい人が多いって言ってましたよ(笑)」(カレーブロガーMさん)

筆者の知り合いのカレー好きのブロガー氏、かなりの偏見の持ち主のようで。しかし彼や友人がそういう意見を共有していることは見逃せない。一方でラーメンオタクの知人にカレーマニアをどう思うか聞いてみた。

「カレーファンってマザコンが多いんですよ。カレーを美味しいって思った、幼児期の原体験からいまだに抜けきれない人たち。服装でオシャレぶっていたり、カルチャーぶっているやつが多いんですが、まあガキってことですよ。ちなみにあいつらが一番怒る質問知ってます? カレー味のウ●コと、ウ●コ味のカレーどっちがいい?という(笑)。カレーマニアに絡まれた時は大体この質問で切り抜けています」(ラーメンオタクTさん)

さすがに二人ともそれぞれのジャンルの「タカ派」なので、言うことが過激だが、このカレーマニアとラーメンオタクの対立は、業界でも根深い問題だ。

「ある料理イベントの打ち合わせで、かなり有名なカレーとラーメン評論家の2人を呼んだんですけどお互いにもうバチバチで…。表面上は仲いいふりしてるんですけど、あとでカレーの方に『なんであんな化調舌(※化学調味料しか味のわからない舌の意)を呼んだの?』なんて言われましたもん」(イベント関係者)

たしかにカレーは化学調味料を使わないし、ラーメンにはそれが必須なため、そこは根深いところなのかも。実際あるラーメン施設の関係者と、カレー施設が比較的近い地域にあったため、たまたま近くの居酒屋で遭遇した際、乱闘になったこともあるという。

「原因は実にくだらない。カレーの方が『ラーメン施設の人たち居酒屋でもラーメン食って、ウンチク語ってるよ(笑)』って言ってるのが聞こえたから」(カレー業界に詳しいライター)

とのこと。ちなみに筆者はどちらかというとラーメンファンですが、まあ、マニアやオタクの人って怖いですね…。

提供/もぐもぐニュース
文/結城ともつぐ

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