ラーメンめぐり米少年刑務所で暴動 被害額数十万ドルにけが人も

アメリカのティーンをも狂わせる魅惑の味
フロリダ州サウスセントラルフロリダ州の少年更正施設で、カップラーメンをめぐって暴動が起こったと、dailymailが報じている。

同施設を管轄する保安官事務所のスポークスマンによると……同施設内で、セントピーターズバーグの少年グループとオーランドの少年グループがカップラーメンを賭けてバスケットボール対決をし、オーランドのグループが勝利。このためセントピーターズバーグのグループはカップラーメンを渡さなければならなかったが、彼らはなぜかこれを拒否。これが引き金となって乱闘が始まり、次第にエスカレートして暴動に発展していったということらしい。

そして不運なことに、この施設は民間企業が運営しているため、鎮圧するための手段も装備ももっていなかった。そのため、暴徒と化した少年たちは、施設の通報でかけつけた警察に鎮圧される翌日までたっぷりと暴れ回り、この施設内の20の建物に重大な被害を与えたのだそうだ。その被害は推定数十万ドルに上るとのこと。少年は全員拘束され逃亡者はいなかったが、7人が骨折などのケガをした。

試合にアンフェアがあったのか、カップラーメンが魅力的過ぎて渡すのが悔しかったのかは知らないが、もっとも不幸なのは数十万ドルという高いカップラーメン代を支払わされたこの施設の運営企業であることは間違いない。

(文/本村真)

写真はwikipediaより

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