食品会社の人間も絶賛するバーミヤンの名物
「唐辛子の辛味によるビリビリ感(辣)、山椒のビリビリ感(麻)、そして第三の“シビれ”と言われる、化学調味料のビリビリ感(化?)、この3つをいかに上手く使えるかが激辛料理のコツなんです」と言っていたのは、ある冷凍食品開発部につとめる、筆者の友人。
そんな彼がおすすめするのが、すかいらーく系中華ファミリーレストラン「バーミヤン」が夏に限定リリースする冷やし担々麺だ。
「先の理論から言っても、ここの担々麺が最高なんですよ! シビレの三重奏をとことん上手く使い分けられるのはバーミヤンのこのメニュー以外はありませんね。ただし2013年は『サンチュとトマトの冷やし担々麺』なんです、野菜なんぞを入れてるから、せっかくのシビレの三重奏が弱まってしまうんじゃ」なんてこの友人は心配していたのが、その後「いますぐ食べたほうがいい!」という電話がかかってきたので、筆者も食べてみたぞ!
化学調味料を扱わせたら日本一
さて、2013年の冷や坦最新作『サンチュとトマトの冷やし担々麺』(649円 815キロカロリー)は一体どんな美味さなのか…。名前の通りトマトとサンチュがふんだんにトッピングされており、一見かなりヘルシー。食べてみたのだが…、うおおおおおっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!! 野菜なんぞを蹴散らして、口の中で3つのシビレがっ! 気持ち的には漫画で雷に打たれて、ガイコツが見えちゃうような感じ!
唐辛子と山椒の辛さは大したことないのだが、それらを強くまとめあげるケミカルの力といったらない! の、脳が溶けそうなぐらいうめぇえええ〜。ついてくるXOラー油をかけると、もうギガデインとメダパニの混合呪文みたい!
先の友人に言わせれば「日本最高の化調使い」「シビレの魔術師」というバーミヤンの冷やし坦々麺、お勧めですよ!
文/土佐源一